「公開確認会 事前学習会」を開催

2024.11.4

 10月31日(木)、ぱる★てらすで「公開確認会 事前学習会」を開催し、会場とオンライン合わせて24人が参加しました。12月に開催予定の「公開確認会」に向け、「公開確認会 基礎学習会」の参加者を対象に、監査人となるための学習会として催されたました。参加者は実際に使用されている帳票などの書類を用いて、より具体的な監査に向けたポイントを学びました。

 
 はじめに、沃土会の生産者 矢内克志さんより、産地の取り組みを説明いただきました。長年にわたり、土づくりをこだわり続けた沃土会では、約40品目の野菜を生産しています。「ブロッコリー」が監査品目となった経緯や、微生物の力を借りた土づくり「微生物農法」のこだわりについて教えていただきました。

 また、昨今の気候変動に触れ、集中豪雨で畑の微生物が土と一緒に流れたり、浸水して生き物がいなくなることは、10年、20年にわたって深刻な影響が出てしまうそうです。「こうしたことをどれだけ防げるかが私たちの農業にとって大事なことです」と矢内さんは参加者に語りました。

 
 続いて食に関わる認証機関として活動する有限会社リーファースの小野さんからお話がありました。「みなさんはメッセンジャーです。学んだことを他の組合員や家族の方に伝えることで、生産者を買い支えることに繋がります」とオーガニック登録検査員としての立場からアドバイスいただきました。また、パルシステム連合会の田村さんより各帳票の概要や、生産者に聞いてみてもらいたいポイントなどを説明されました。

 
 後半は講師と生産者、組合員を交えたグループワークを行いました。公開確認会に向けた質問を整理し、さまざまな質疑応答が交わされ、活発な話し合いが行われました。

 
 12月12日(木)の公開確認会は、監査人でない組合員も参加できます。監査人とともに産地の取り組み、こだわり、苦労を知り相互理解を深める貴重な機会です。申込詳細は、こちら(もっと知りたい!沃土会)をご覧ください。

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