8月29日(金)にパルシステム埼玉は、第1回産直連続講座「柑橘生産者と探るくだものの世界!」を開催しました。会場のぱる★てらすに18人、オンラインに3人、計21の組合員が参加しました。パルシステムの柑橘類やキウイフルーツの産直産地でおなじみの(有)ジョイファーム小田原より、生産者の長谷川壮也さん、事務局の橋本さんをお招きし、開催しました。

はじめに生産者の長谷川さんより、ジョイファーム小田原の産地、農薬を極力減らして除草剤を使用しない栽培のこだわり、交流事業が盛んであることなど、お話していただきました。
ジョイファーム小田原は神奈川県小田原市にあるパルシステムの産直産地で、山・川・海に囲まれた温暖な気候に恵まれた地です。栽培品目は主に、みかん、キウイフルーツ、梅、すもも、ブルーベリー、玉ねぎなどがあります。ブルーベリージャムや梅干しなど、加工食品の製造も多岐にわたり行っています。
「食べる立場で作りました 作る立場で食べて下さい」という理念を掲げており、作り手と食べる人とのお互いの気持ちの想いを繋げ合うことを大切にしているといった貴重なお話もうかがいました。

イベントの後半には、事務局の橋本さんより、みかん農家の現状、緑(あお)みかんシロップの商品化の経緯についてお話をうかがいました。
みかん農家は今、高齢化による担い手不足や鳥獣被害が多いことなどにより、年々みかん畑の管理が厳しくなっている現状があります。そういった中で注目したのが「摘果したみかん」です。今まで畑にそのまま破棄していた摘果みかんで収益を上げることで、みかん全体の収益性を高められると考えました。
そんな思いから商品化されたのが、「緑みかんシロップ」です。摘果したみかんをまるごと搾って使っています。さわやかな香りとすっきりとした酸味が楽しめる新しい味わいに、参加者からもとても好評の声が飛び交いました。今回は特別に、緑(あお)みかんシロップの他、摘果した緑(あお)みかん、ブルーベリージャム、梅ジャムの試食もご用意くださいました。



最後に質疑応答の時間を設け、参加者は長谷川さん、橋本さんと交流しながら有意義な時間を過ごすことができました。より身近にジョイファーム小田原の産地を感じてもらうことができたのではないかと思います。
《参加者からの感想(アンケートより抜粋)》
*「食べる立場で作っていらっしゃる」ジョイファームさんの理念や取り組み、ご苦労等、わかりやすく話して下さり理解がよくできました。これからは、「作る皆さま」のことを思いながら食べて、なかなか書くことのなかった“産地カード”で皆さまにラブレターを書いてみようと思います。今日はおいしい試食とともにお話を聞けて良かったです。
*今日はいろいろなお話と美味しい試食の数々、ありがとうございました。政治の世界でも農業支援が話題になっていて、少子高齢化の日本ですが、皆が食物を作る農業に関心を持つようにならないとと感じます。
*猛暑の中、農作業ご苦労様です、交流事業がすばらしいです。農の学校は大人も参加したい。試食はどれも美味しく、ジョイファーム小田原さんの商品を注文して食べたいです。まだまだ暑い日が続きますので、生産者の皆さんにはお身体に気をつけていただきたいです。
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主催:パルシステム埼玉