2025年8月8日(金)~8月11日(月・祝)の3泊4日で「夏休みに韓国へ行こう!学ぼう!~日韓子ども交流2025~」を開催しました。小学6年生~高校1年生のパルシステム埼玉の組合員の子どもたち9名が参加し、韓国プルンドゥレ生協の組合員の子どもたちと交流を深めました。

 ~日韓子ども交流について~

 2000年に始まり、今年で26年目を迎えるパルシステム埼玉とプルンドゥレ生協の交流は、これまでにのべ220名以上の子どもたちが交流をおこなってきました。歴史や文化などの違いを知り、尊重し合える交流をと、毎年お互いの国を交互に訪問しています。コロナ禍により交流企画がやむを得ず中止になった年や、オンライン交流で開催した年もありましたが、今年は6年ぶりに対面での子ども交流が再開し、日本の子どもたちが韓国を訪問しました。

 ●8月8日(金) 成田空港から出発、韓国の子どもたちと初対面

 成田空港を出発し、仁川空港へ到着。プルンドゥレ生協の役職員の皆さんがお出迎えしてくれました。宿泊施設である青少年修練館へ移動し、いよいよ韓国の子どもたちと対面です。歓迎会では参加者の自己紹介をしました。レクリエーションでは大縄跳びや風船にお絵描きなどの遊びで、みんなで楽しく交流を深めました。子どもたちは、はじめは緊張していましたが、少しずつほぐれ、これから始まる3泊4日の交流への期待が高まる1日となりました。

 ●8月9日(土) 韓国料理体験、体育館でレクリエーション、ショッピング

 この日は韓国の代表的な家庭料理「キンパ」や「トッポッキ」作りに挑戦しました。材料を並べて、自分の手で海苔にごはんや具材をのせて巻いていく作業に子どもたちは大盛り上がり。おいしくいただきました。財布の絵付け体験もおこない、子どもたちは好きな色で模様やイラストを思い思いに描き、世界にひとつだけのオリジナル作品を完成させました。

 午後は体育館でレクリエーションの二人三脚やドッジボールなどで盛り上がりました。ゲームを通じて声を掛け合いながら協力する中で、自然と団結力が生まれました。夕方には大型ショッピングモール SQUARE1(スクエアワン)へ行きました。韓国の子どもたちと一緒にお土産を選んだり、韓国ならではの商品に目を輝かせたりと、思い思いに買い物を楽しみました。

 ●8月10日(日) ソウル観光、ホームステイ

 この日はバスに乗り、ソウル市内を観光しました。韓国を代表する「景福宮(キョンボックン)」では、広大な敷地や建物を見学し、韓国の歴史や文化にふれました。その後「ソウルタワー」へ行き、展望台からの眺めに子どもたちは歓声をあげ、都市のスケールを肌で感じました。

 夕方からは、いよいよホームステイがスタートです。ホストファミリーと対面し、最初は緊張した様子の子どもたちでしたが、温かく迎え入れていただき、それぞれの家庭で一夜を過ごしました。「どんな夕食が出るのかな?」「韓国の家の暮らしってどんな感じかな?」と期待に胸をふくらませ、貴重な体験が始まりました。

 ●8月11日(月) お別れの日

 最終日はプルンドゥレ生協の本部に集合し、送別式をおこないました。子どもたちはお世話になったホストファミリーや交流した韓国の子どもたちとのお別れの時間を迎えました。涙を浮かべながら感謝の言葉を伝える子ども、楽しかった思い出や「もっと韓国語が上達したらまた来年も参加したい」と話す子どももいました。

 お別れのひとときには、写真を撮り合いながら名残惜しそうに過ごす姿もみられました。寂しさの中にも、笑顔と再会への約束があふれる、心に残る1日となりました。

 今回の交流を通じて、子どもたちは国境を越えて友情をはぐくむことができ、かけがえのない時間を過ごすことができました。今後もパルシステム埼玉とプルンドゥレ生協との交流が続いていくことを心から願っています。そして来年は、韓国の子どもたちを日本に迎える番です。再会を楽しみにしながら、お互いの文化を尊重し合い、未来へとつながる交流を育んでいきたいと思います。

主催:パルシステム埼玉