ピースアクションinヒロシマに参加(2024.8.29追記)
2024.8.9
8月4日(日)~5日(月)、5年ぶりにピースアクションinヒロシマに参加するため、組合員と役職員計19人が現地を訪れました。
「ピースアクションinヒロシマ」は、被爆の実相や平和の尊さについて学ぶとともに、次の世代への継承と核兵器廃絶に向けたとりくみを共有することを目的に、日本生活協同組合連合会と広島県生活協同組合連合会との共催で開催されています。被爆から79年のテーマは「ヒロシマの心を世界へ ~被爆79年戦争も核兵器もない未来を~」として取り組まれました。
初日は「広島平和記念資料館」見学や「被爆の証言」の講話に参加しました。資料館には被爆者の遺品や被爆の惨状を示す資料が展示され、子どもたちは時折り息を飲みながら原子爆弾の恐ろしさを学びました。
被爆証言をされた河野キヨ美さんは「自然災害は止められないけど核兵器は人が作ったもの。世界の英知を集めて止めてほしいと強く願います。」と核兵器廃絶への思いを次世代に訴えかけました。
2日目は映画「おかあさんの被爆ピアノ」を視聴しました。この作品は原爆投下された広島で奇跡的に焼け残った「被爆ピアノ」と、被爆2世の調律師として全国に被爆ピアノの音色を届けている矢川光則さんをモデルに10年がかりで制作された作品です。映画終了後、サプライズゲストに映画監督の五藤利弘さん、矢川光則さん、俳優の栩野(とちの)幸知さんと内藤忠司さんが登壇し、映画に込めた思いや裏話をお話しされました。
映画上映後、参加者たちは広島平和記念公園内で碑めぐりするなど、一人ひとりが平和の尊さに思いを馳せ、被爆者の思いを受け止めました。
パルシステム埼玉は今後も、ピースアクションへの参加などを通じ、争いや格差のない命が大切にされる社会の実現に向けて取り組んでいきます。
【参加者の感想(一部抜粋)】
・広島平和記念資料館を見学し、足が竦みつつも、1945年8月6日の惨状の写真や遺品から一瞬も目をそらすことができませんでした。
・原爆は本当に一瞬にして、街とそこに暮らすたくさんの人々の日常や命を奪ったことを改めて感じ、自然と涙がこみ上げてきました。
・広島平和記念資料館で、被爆者の症状を物語る写真や絵のどれもが残酷で非常に胸が締め付けられるような気持になりました。
・私は今後、今ある幸せな日常や家族、友達などを大切に思いながら生きていき、原爆の恐ろしさを忘れずにいたいと思いました。
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