2022年度助成団体 埼玉県庁内「福祉の店」運営協議会 中間視察報告
11月14日(火)県民の日、県庁オープンデーに出店中の「埼玉県庁内「福祉の店」運営協議会」を訪ねました。「アンテナショップかっぽ」のオレンジ色の旗の下、綿飴をメインにハロウィンフェスタで人気だった葛餅、県内物産品などが並んでいます。葛餅は今回も人気のようで、目の前で最後の一個が売れてしまいました。県庁内での販売でもよく売れているそうです。今年度の新しい取り組み「お菓子定期便」にも入っているのでしょうか?興味深いです!
第二庁舎1階ロビーにある常設の「アンテナショップかっぽ」ものぞいてみました。協力企業の飲料や県内物産品、障害者施設で丁寧に作られたお菓子など充実しています。少しお買い物をしてレジへ。「今日のお店はどんなですか?」と訊ねてみたところ、「(お客さんが)ひっきりなしですね!」と忙しそうでした。
このお店は1997年に「どんなに重い障害のある人も社会の中で共に働ける店」としてスタートしました。階下にできたコンビニエンスストアの影響で売り上げが激減するなど、店を取り巻く状況は厳しいようです。そこで、県庁職員へ向けたカタログ販売「お菓子定期便プロジェクト」が考えだされました。売り上げの確保を目指すとともに、より多くの人へ障害者施設の魅力を伝えることが目的です。障害者施設では定期的な発注が受けられるようになり、施設利用障害者は仕事や賃金を確保できるようになるのです。素敵なアイデアだと思いませんか?
再び外へ出てブースへ行くと、パルシステム埼玉の役職員がお手伝いされている綿飴にも長蛇の列ができていました。県庁オープンデーの来場者には「アンテナショップかっぽ」のことを知ってもらうと同時に、障害者と健常者が共に生きる社会を一緒に考えるきっかけにしてもらえたのではないかと思います。