産直連続講座「サンドファーム旭」編を開催
1月20日(金)ぱる★てらすにて、産直連続講座「サンドファーム旭」編を開催しました。
サンドファーム旭代表取締役の金谷雅幸さんをお招きし、お話しいただきました。
金谷さんより産地概要、沿革、理念、組織体制、事業目標、栽培管理、交流事業など講義いただきました。
サンドファーム旭は、千葉県東部に位置し、温暖で農業が盛んな地域にあります。施設野菜(ハウス栽培)が中心で、減農薬栽培に取り組んでいます。土壌は砂土で、サンドファームという産地名の由来になっています。主な生産物はミニトマト・きゅうり・キャベツなどです。
設立は1999年ですが、前身の旭愛農会野菜部では1980年代からパルシステム埼玉(当時のわかば生協)ときゅうりの産直でお付き合いがありました。
現地のミニトマト圃場からオンライン中継し、生産者で取締役の斉藤雅通さんからミニトマトの栽培管理について説明いただきました。
斉藤さんのハウスではセンサーを設置して、温湿度・日射量を管理しスマートフォンなど携帯端末で確認できるようにしています。
また、病害虫に強い品種の株に食味の良い品種を接ぎ木するなど、農薬や殺菌剤に頼らない病害虫対策をとっており、千葉県の慣行栽培基準の70%削減に達しているとのことでした。
1~2月は収量が落ち、資材・燃料の高騰でとても苦しいが、消費者の「おいしい」を引き出し、家族や食べてくれる人を笑顔にすることが自分の仕事だと力強くおっしゃっていました。
金谷さんからは詳しい病害虫対策やエコ・チャレンジ栽培の取り組みを掘り下げてお話しいただきました。
提供いただいたレタス、ミニトマト、きゅうり、ブロッコリーをサラダにして試食しました。
参加者からは、「どれも新鮮でシャキッとしていておいしかったです、おいしく、又‘食べたい’と思える野菜でした」、「話しを聞いたあとの試食は、食べなれている野菜の味の印象が変わり、物語が見えました」と、とても好評でした。
最後の質疑応答でも、参加者からの質問に真摯にお答えいただき、とても充実した産直講座になりました。