「ケアラー支援は人生の支援」講演会を開催
11月21日(月)、ぱる★てらす会議室とオンラインによるハイブリッド方式で「ケアラー支援は人生の支援」講演会を開催しました。
講師には、特定非営利活動法人さいたまNPOセンター専務理事の村田惠子氏と、ご自身もヤングケアラーの経験を持つカフェ碧空(りく)運営代表の野口由樹氏をお迎えし、介護者サロンを運営するお二方の立場から見えてくる、ケアラーの現状や課題などをお話し頂きました。
ケアラー(介護者)とは、援助を必要とする家族や友人に対し、日常的に無償の介護や生活支援を行う方たちのこと。18歳未満の場合はヤングケアラーと呼ばれ、日常の大半を家族の世話や家事に費やしています。また、ケアラーは「家族の為に何か手助けをすることが日常的になり、ケアしていることで出来ないことや諦めざるを得ないことも受け入れていき、知らない間に疲弊していく」傾向にあるそうです。お二方からは、「ケアラーが気軽に集まって日ごろの不安や悩みなどを話し、心の負担を少しでも楽にできるような介護者サロンの運営を心掛けている」とお話がありました。
埼玉県では、毎年11月を「ケアラー月間」と定め、「誰かを支えるあなたも支える」をスローガンに、ケアラーが孤立しない社会の実現を目指して、集中的な啓発活動を行っています。
パルシステム埼玉では、今回の講演会のほか、下記の日程で「ケアラー月間パネル展」を開催しています。タレントのハリー杉山さんをはじめ、介護とともに暮らす人たちの体験をパネルで紹介いたしますので、ぜひご来場ください。
< ケアラー月間パネル展 >
開催期間:2022年11月23日(水・祝)~11月30日(水)、9時~17時 *土日は休館
会 場:組合員活動施設 ぱる★てらす(埼玉県さいたま市浦和区東仲町10-7)
*入場無料。どなたでも自由に閲覧できます。