産直連続講座「ノーザンび~ふ産直協議会」編を開催

 9/30(金)ぱるてらすにて、産直連続講座「ノーザンび~ふ産直協議会」編を開催しました。講師に宮北牧場代表の宮北輝氏を招き、お話しいただきました。

 

 

 パル・ミート職員の望月氏から、パルシステムの産直牛肉や産直牛肉とコア・フード牛肉の違いについてお話しいただきました。

 続いて宮北氏から資料と動画を交えて、宮北牧場の歴史や生産概要、パルシステムの取り組みなど多岐に渡るお話しをいただきました。

 

宮北牧場代表 宮北輝氏

 

 中でも飼料については、作り方や管理方法まで詳しくお話しいただきました。自給飼料のデントコーンの生産は、5月中旬頃の播種から10月中旬頃の収穫まで約5か月間をかけて丁寧に育てていきます。デントコーンは収穫後すぐに茎ごと粉砕し、バンカーサイロ(※)でサイレージ化します。乳酸発酵させることで保存性と嗜好性があがります。自給飼料のデントコーンの生産は宮北さん1人で管理しているとのことでした。

 

(※)バンカーサイロ
 サイレージと呼ばれる牛の餌を作るためのコの字型の飼料貯蔵庫のことを言います。ダンプカーから牧草が下ろされると、ショベルカーで踏み込みます。 サイレージにする際に空気が入ると、品質が落ちてしまうことがあるため、酪農家は一生懸命丁寧に踏み込みをします。

 

 また、昨年12月に牛舎が火事で焼失してしまって、今では再建途上で親子の牛が一緒に入れるようになったお話は、参加者にとって忘れがたいお話となりました。

 

 講演終了後、5階調理室に移動し、コア・フード牛肉の切り落としを試食しました。その後4階に戻り質疑応答、12時30分閉会となりました。

 

 

 参加された組合員からのアンケートでは、「宮北さんの熱い想いが伝わってきました。育て方や自給飼料、食品副産物のお話しが聞けて良かったです。」「熱い想いと素晴らしい取り組みを聞けて参加して良かったです。牛舎の火災のお話は衝撃的でしたが、大変な時期を乗り越えられて安心しました。」「試食のお肉大変おいしかったです。たくさんお話しをいただき、北海道に行ってみたくなりました。これからもお互いに話ができる顔の見える関係を継続して欲しいです。」など、好評のお声をたくさんいただきました。宮北さんの熱い想いを込めたお話しが伝わったのか、コア・フード牛肉セットの追加登録を3名の組合員からいただきました。

 

 次回の産直連続講座は、大紀コープファームを予定しています。ぜひご参加ください。

 

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