「産直講座『産直米』学習会 花咲農園編」を開催

 9月2日(金)、パルシステム埼玉は「産直講座『産直米』学習会 花咲農園編」を開催しました。感染症対策をした上で、3年ぶりの対面講座となり、浦和の「ぱる★てらす」に秋田県の花咲農園から代表の戸澤さんをお招きしました。

 花咲農園は八郎潟を干拓した大潟村でお米を中心に「いつ・どこで・誰が・どのように作ったのかがわかるもの」を農薬や化学肥料に頼らずに丁寧に栽培されています。パルシステムでの商品の取り扱いはお米、にんにく、『産直米の焼きおにぎり』、青大豆、青大豆の寄せ豆腐など多岐に渡ります。

 

 「どのようにお米をといでいますか?」戸澤さんのお話はここから始まりました。今は昔に比べて精米技術が格段に進歩しているため、サラサラと洗う程度で十分おいしく炊けます。また、戸澤さん自身も食べられている無洗米もおすすめだそう。

 

「有機農業は新しい技術ではなく、昔からある技術。やはり一番大変なのは草取り。機械では取り切れないので、最後は人の手、ゴットハンドです。大変だけども、『作る人も食べる人も楽しい』をモットーに誇りをもってやっています」と戸澤さん。

そして、産直を始めたころから20年以上お米の価格を変えていないことには驚きました。質の高いお米を作り続けられることを考慮した値段に設定し、おいしいと言って購入してくださる方がいる限りはこのままの価格で提供していくという強い信念が伝わりました。

 

 戸澤さんの熱い思いを聞いた後、花咲農園で生産された有機栽培のあきたこまちをパルシステムの商品をお供に試食しました。お米だけでも甘味があり、お代わりをする方続出。感染症対策のため黙食でしたが、参加者のみなさんの顔のほころびからおいしいお米であることが伝わりました。

 

 その後、活発な質疑応答があり、戸澤さんから「頭の中にはいつも疑問を持ち、いっしょに賢い生活者になっていきましょう」というメッセージで講座は終了しました。

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