産直講座「うまか有機銘茶会編」を開催
10月5日(火)、産直講座「うまか有機銘茶会編」をオンライン開催しました。
パルシステムでは産直に理解を深めてもらおうと、産地の生産者から直接お話をうかがう産直講座を開催しています。
有機栽培がむずかしいといわれる「お茶」。生産者の藤﨑 悟さんは20年前より有機栽培に力を注ぎ、失敗を繰り返しても信念を貫いて有機の土づくりに励みました。今では4代目である塗木さんたちの先生となり、安全でおいしいお茶づくりを受け継いでいます。
柚木さんより、日本茶の概略史や全国各地へのお茶の広がり、摘採・製造について、そしてお茶は「不発酵茶(緑茶)」「半発酵茶(ウーロン茶)」「発酵茶(紅茶)」の3分類に分けられることを教えていただきました。
茶畑でとれたままのお茶(荒茶)の加工工程、有機栽培茶と認証を受けるまでの過程の説明を受け、認証を受けた圃場には有機栽培であることの看板を設置し、近隣の方々への周知と協力を仰ぐ取り組みをうかがいました。
塗木大介さんから、うまか銘茶会の概要と自社の堆肥工場にて製造する「有機ボカシ肥料」について説明をいただき、この肥料作りの大切さを学びました。また、甘くおいしいお茶を作るためには、黒いネットを被せ日光を遮らねばなりません。ネットを被せることで茶木は弱りますが、被せないと苦味が強くなってしまうとのことです。
製造現場は「生葉→送風加湿→蒸熱→相揉→揉捻→精揉→荒茶」といった流れですすめられると、塗木裕一郎さんより説明を受けました。
最後にパルシステムのプライベート商品の紹介とともに、「2018年にパルシステムと産直提携を結び、組合員の方々と繋がれる産直提携はうまか有機銘茶会にとって大きなできごとでした。これからも安心安全でおいしいお茶を届けてまいります」。と締めくくられました。
多くの組合員が興味をもって参加した今回の企画。美しい色見とさわやかな香りの有機栽培「うまか」緑茶の魅力は、ていねいな有機の土づくりから始まり、有機栽培を貫く生産者の熱い思いから生まれているものと知ることのできる学習会となりました。
※うまか有機銘茶会への質疑応答はこちらをクリックしご確認ください‼