産直連続講座「ポークランド グループ~日本のこめ豚~」を開催

 7月23日(金)、産直連続講座「ポークランド グループ~日本のこめ豚~」をオンライン開催しました。
 パルシステムでは産直に理解を深めてもらおうと、産地の生産者から直接お話をうかがう産直講座を開催しています。

 

 

 ㈱パル・ミートの山﨑大輝さんより、パルシステム生活協同組合連合会が100%出資する食肉専門会社「㈱パル・ミート」の役割についてお聞かせいただきました。その後、国産自給飼料の活用や薬剤に頼ることなく食と農をつなぐ「日本型畜産の取り組み」、そのモデルとしてポークランドグループの耕畜連携を図で確認しました。計画生産と安定消費を行うことで、生産者は安心して飼育に集中することができるのです。

 

ポークランドグループ 豊下代表(左)

 

 続いてポークランドグループ 代表 豊下勝彦さんよりグループの紹介があり、第2回飼料用米活用畜産物ブランド日本一コンテストで農林水産大臣賞を受賞したこと、飼料用米で飼料自給の可能性にチャレンジする農場の説明を受けました。
 参加者は、動画を見ながら養豚を中心とした循環型農業の取り組みを知り、豚特有の病気を持たない「SPF豚」を育てる苦労をうかがいました。「農場内に病気を持ち込まないための防疫管理を徹底しています。農場へ入るときには、従業員は必ず入浴して専用の作業着に着替え、農場専用の車に乗り換えるなど養豚場に病原菌を持ち込まぬよう、細心の注意を払っています」。

 

 

 汚水を農場の外へ流さない、自然浄化作用で豚の過ごしやすい環境を整えるBMW技術にもふれ、その技術をもつポークランドグループは畜産における衛生レベルがより高くなっています。食の安全性と消費されるまでの全ての責任を持つことを念頭に事業を展開し「農場HACCP」を認定取得。また「JGAP(日本の良い農業のやり方)」としてポークランドグループの4農場がすべて認定取得を受けました。さらにこめ豚が食べられるまでの間、幸せに暮らせるよう「日本型アニマルウェルフェア」の取り組みも紹介され、参加者の関心が寄せられました。

 

 動画視聴の合間には6つのクイズが出題され、オンライン上で盛り上がりました。
 ①パルシステムとポークランドは、産直提携をしてから令和3年で何年目でしょうか?
 ②日本のこめ豚のエサには何%のお米が使われているでしょうか?
 ③農場で働いている社員が農場について最初に行うことは何でしょうか?
 ④(分娩舎で)1回の出産で約何頭が生まれるでしょうか?
 ⑤日本のこめ豚は約何Kgで出荷されるでしょうか?
 ⑥日本のこめ豚はおおよそ生まれてから何日で出荷されるのでしょうか?

 

 答え… ①23年目 ②30% ③お風呂に入る ④14頭 ⑤110Kg ⑥175日

 

 こめ豚が消費者に届くまでには多くの人が携わります。豚の誕生から生産者が大事に育てあげた命を私たちがいただくのですから、その命を無駄にしないよう、各部位を余すことなくしっかりと食べましょう!

 

 

 ※産直連続講座「ポークランド グループ~日本のこめ豚~」への質疑応答はこちらをクリックしご確認ください。

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