「アルプス(ALPS)処理水海洋放出に反対する署名」へのご協力のお願い

署名概要

 2021年4月13日、政府は東京電力福島第一原発事故に伴うアルプス(ALPS:多核種除去装置)処理水(*1)の海洋放出を決めました。海洋放出方針は、漁業者はもとより国民の反対や懸念があるなか、「関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない」という東京電力と地元漁業者の約束を反故にして決定したものです。
 「アルプス(ALPS)処理水」は、原発事故を起こした原子炉から発生している放射能汚染水を処理したものであり、通常の原発から放出されているトリチウム水とは違うものです。安全性について、安全性の担保、国民・国際社会への理解醸成、風評被害対策が十分ではなく、漁業への影響はもとより地産地消活動、地域経済への重大な影響が懸念されるところです。海洋放出を行わず、関係者、国民の理解が得られる処理方法で実施することを要請します。

 

<要請事項>
一、東京電力福島第一原子力発電所のトリチウム等を含むアルプス(ALPS)処理水は、海洋放出を行わず、関係者、国民の理解が得られる別の方法で処理すること

 

◆呼びかけ団体:みやぎ生活協同組合・コープふくしま、福島県生活協同組合連合会、宮城県生活協同組合連合会、宮城県漁業協同組合

◆要請先:内閣総理大臣、経済産業大臣、東京電力ホールディングス株式会社

 

署名方法

下記、署名フォームURLより、オンライン署名をお願いいたします。
https://web2.mm.pal-system.co.jp/form/pub/chiiki/kankyou-alps

◆締切日:2021年11月30日(火)

◆入力項目 
①所属生協(選択)
②組合員番号(任意)
③お名前(10名まで入力可)
④郵便番号(入力者の郵便番号をご入力ください)

◆注意事項
本署名フォームは、パルシステムグループ専用フォームとなりますので、グループ外への共有はお控えいただきますようお願いいたします。

 

問合せ先

生活協同組合パルシステム埼玉 機関運営部
TEL:0120-985-058 /メール:saitama@pal.or.jp  *受付時間:月~金、9時~17時30分

 

 

(*1)アルプス(ALPS:多核種除去装置)処理水とは

● 2021年3月は、東日本大震災が起こってから10年の節目。大震災にともなって発生した、東京電力福島第一原子力発電所(福島第一原発)の事故からも10年ということになります。原発事故による災害からの復興をとげるためには、廃炉を着実に進めること、また周辺環境への放射線リスクを低減することが必要になります。政府は、「復興と廃炉の両立」を方針として、さまざまな取り組みを進めてきました。そこで課題のひとつとなってきたのが、「ALPS処理水」の処分方法です。
● 福島第一原発の原子炉内には、原発事故により溶けて固まった燃料である「燃料デブリ」が残っており、冷却するために水がかけられています。この時、燃料デブリに触れた水は、高い濃度の放射性物質を含んだ「汚染水」になります。これらの汚染水には、多核種除去設備「ALPS(アルプス)」と呼ばれる除去設備など、いくつかの設備を使用した浄化処理がおこなわれています。
● こうした浄化処理を経て、放射性物質の大部分を除去した水が「ALPS処理水」です。しかし、ALPSをもってしても、「トリチウム」という放射性物質は取り除くことはできません。
●トリチウムとは “水素”のなかまで、川や海など自然界にも存在している物質です。また、国内外にある原子力施設でもトリチウムが生成されており、各国がそれぞれの国の規制に基づいて管理されたかたちで、海洋や大気などに排出されています。
経済産業省/資源エネルギー庁(HP抜粋)

 

以上

TOP