原発処理水の取り扱いで、政府へ意見書を提出しました

 パルシステム埼玉は2020年5月7日(木)、東京電力福島第一原子力発電所事故の処理をめぐる「多核種除去設備(ALPS)等の処理水の取り扱いについて、政府へ意見書を提出しました。「海洋放出」や「水蒸気放出」を強く懸念します。

 

 政府は「廃炉・汚染水対策関係閣僚等会議」の「汚染水処理対策委員会」に「多核種除去設備(ALPS)等処理水の取扱いに関する小委員会」を設置し、ALPS処理水の取り扱いについて検討してきました。報告書は2月10日(月)に公表されました。
 パルシステム埼玉は、ALPS小委員会で検討され現実的な処分方法として「海洋放出」及び「水蒸気放出」が具体的に提示されたことについて強い懸念を表明するとともに、原子力発電からのすみやかな撤退を強く求めます。

 

 提出した意見書の要旨は次の通りです。
 1.前提として、地域はもとより全国民に情報を公開し合意形成を徹底すべきです。
 2.一般市民が接する生活環境 に排出するべきではありません。
 3.国内原発及び再処理施設から「トリチウム」が含まれた液体廃棄物排出に係るモニタリング及び  環境影響調査データの公開をすべきです。

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