2021年度助成団体「埼玉里母の会」視察報告

 11月29日(火)、ぱる★てらすで「埼玉里母の会」の里親研修会が行われました。

 里親研修会は、里親としての幅広い知識やスキルを磨くための研修です。

                                                

 里子たちは様々な理由で困難な環境で傷つきながら育っている場合もあり、育てにくい里子も多くいるそうです。今回は『「つながる」「つなぐ」子育てをする里親養育の意義』というテーマで森和子先生(文教学院大学教授) の講演がありました。       

 森先生は全国で初めて里親のためのサロンを始めたメンバーの一人です。里親になってからのアフターケアがないことからその後のつながりを持つ場としてサロンを開設しました。里子であることを子どもに告げる「真実告知」の難しさも語っておられました。静かに受け入れる子ども、激しく抵抗する子どもなど様々です。また、委託中に様々な事情により委託解除になる場合もあるそうです。

 里親里子が孤立することなく「助けて」と言える環境が大切です。

 私たちも、里親制度の理解を深めていく必要があると感じました。

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