12月2日(火) 埼玉会館にて、~「認知症の人が見ている世界を学ぼう」川畑智さん講演会 ~を開催し、いきいきネットワークの応援者を含めた91人が参加しました。
皆さんの認知症への関心はとても高く、理学療法士である川畑智さんは著書が話題になっている方で、講演会には多くの参加申し込みがありました。

講演会では、認知機能が低下した方には通常の会話が早送りに聞こえている。また視野がとても狭くなるため、話しかける時はまずこちらの存在に気づくように、相手の視野に入って手を振り、視線を合わせてからコミュニケーションをとると良いという話がありました。また、ジェスチャーを交えながらの会話は、視覚と聴覚を同時に働かせる必要があるため、認知症の方には伝わりにくいそうです。会話ではジェスチャーを先に出し、その後に言葉を伝える方法が安心感につながると教えていただきました。このジェスチャーと言葉をずらす接し方や他にも、隣の方と交互に体験する場面もあり、とても理解しやすかったです。
参加者からは「お話しに引き込まれた」という感想が多く、笑いに包まれた学びの多い時間でした。そして「認知症の方は困った人ではなく、困っている人」という認識を、参加者が皆で共有した講演会でした。

主催:いきいきネットワーク
