10月15日(水)レイボックホール(市民会館おおみや)にて岡田慎一郎先生を講師に迎え「古武術に学ぶ身体の使い方」を開催しました。応援者16人を含む組合員45人が参加しました。
 ウェイトトレーニングをして筋肉を強くしていくのではなく、日ごろの生活の動きの中から体の仕組みを理解して力を最大限ひきだせるようにすることを学びました。


 まず、しっかりしゃがんで草むしり歩きができますかという実践から始まりました。椅子やベット、洋式トイレなどの西洋化した生活が私たちの本来の体の動きを眠らせていることも知りました。草むしりや雑巾がけも股関節の可動域を大きくする大切な動作です。またスマホやパソコンを使い手先だけを動かしている現代人は肩甲骨と背中の筋肉をうまく使えていないようです。肩こりの原因にもなります。そして床の物を拾う、赤ちゃんを抱きあげるときなどの前傾姿勢は、臍(へそ)の上からではなく股関節をまげて骨盤と腰骨はまっすぐにすることで腰を痛めることが防げます。合理的な体の使い方は股関節と肩甲骨を使って下半身、上半身、体幹を全身連動させることによって大きな力を生み、痛みや疲れを防ぎ全身が使いやすくなることを実感しました。
 先生の体をうまく使った動作を見ていると、軽やかでまるで忍者のようでした。男性を軽々持ち上げたり、座り込んでいる人を簡単に立たせる場面では驚きの声も上がりました。参加者からは、「普段の体の動かし方から変えようと思った。」「ほんの少しの差で負担が変わるのを実感した。」「先生のお話がとても楽しくリラックスしながら取り組めた。」などの感想がありました。

※いきいきネットワークとは…
 互いに支え合って安心してくらせる地域社会を目指し、地域のくらしの困りごとを援助する制度です。「困ったときはお互いさま」「わたしにできることなら・・」という気持ちで、パルシステム埼玉の組合員が応援活動に入ります。

主催:いきいきネットワーク