「ゲノム編集食品って何?大好評につき第4弾」を開催

 10月28日(金)、ぱる★てらすにて(一社)農民連合食品分析センター所長 八田先生による「ゲノム編集食品って何?」の第4弾を昨年に続き開催しました。

 食品分野だけでなく、医療分野でも開発がすすめらているゲノム編集の技術は、遺伝子組み換えに変わる今最も熱い革命的テクノロジーです。遺伝子組み換え作物の規制より、はるかに規制が少ないゲノム編集作物は、開発側の美しい謳い文句により課題が見えづらくなっているようです。実際に消費する側の気持ちである、「食べて本当に平気かな?環境影響は本当に大丈夫かな?」といった気持ちを確実に払拭することができないまま、2019年10月よりゲノム編集が解禁され、表示義務がないまま市場に出回ることになりました。この、選択権のない状態で選択せざるを得ないというのがまさに課題のひとつだと考えられます。

 

 

 八田先生は遺伝子組み換えとゲノム編集の違いをモニター資料を用いてわかりやすく説明され、その問題点を都度お話しされました。難しい話も資料を参照しながら、丁寧に解説していただきました。
 お話のあとに、質疑応答の時間を設け、その後食育サポーターの方による非遺伝子組み換えのじゃが芋と玉ねぎのポタージュの試食を行い、サンプル品の大豆ドライパックを提供致しました。

 今回の学習会を通して、「非常に勉強になった!」「難しい内容だったが、現在の日本の表示制度について学習することができてよかった!」「消費者の側の気持ちにたった視点での学習会がよかった」と大変好評でした。

 

ポタージュのレシピはこちらになります。

<じゃが芋と玉ねぎのポタージュ>1.2ℓ分(5~6人前)
(材料)          
・じゃが芋2個(250g)
・玉ねぎ1個(350g) ※玉ねぎが少ない方が滑らかなポタージュになります。
・牛乳250ml
・生クリーム200ml  ※なければ牛乳で代用可
・絹ごし豆腐半丁(150g)
・バター10g 
・鶏ガラ大3 ※コンソメでも美味
・水400ml 

(作り方)
① フライパンを熱してバターを入れて、スライス玉ねぎを透き通るまで炒める。
② 鍋に水と切ったじゃが芋を入れて、アクを取りながら柔らかくなるまで煮る。(14分前後)
③ 粗熱をとった①、②、豆腐をミキサーで滑らかになるまで攪拌する。
④ ③を鍋に戻し、生クリームと牛乳と鶏ガラを入れて温める。(その際沸騰させない方がよい)

 

【次回開催予定】11月16日(水) ぱる★てらすにて「えりも浜の母さん料理教室」

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