「ガザ危機 いま、私たちに何ができるか?」を開催

2024.6.4

 5月27日(月)ぱる★てらすで「ガザ危機 いま、私たちに何ができるか?」を開催しました。

 講師には国境なき医師団日本元会長の井田 覚さんをお迎えして、お話をしていただきました。

 井田さんがお話くださったガザの現実は、報道されているより絶望的で目を背けたくなる程でした。国境なき医師団は常に中立の立場で紛争地域のどちらかに寄り過ぎることなく、傷病者を助け続けています。

 イスラエルからのハマスへの攻撃で実際に仲間を失っているように、身体的危機に常に晒されています。そして深刻なのが心理的危機。水も食料も医療資源も圧倒的に足りず逃げ惑うパレスチナの人々、麻酔もなく足を切断した男の子、助かっても親も親戚もいない少女になんと声をかけたらいいのか?井田さんの訴えは私たちの心に、人間同士の争い、紛争地域の争いの悲惨さ、醜さ、無情さを伝えるとともに、私たちにできることは何かという難しい問いを残しました。

「私たちに何ができるか?」という問いかけと、その場にいた一人一人への「私たちはできることをしましたか?」という問いかけ、ガザの未来に向けた宿題をいただいた二時間でした。

 フードドライブへ寄贈いただきありがとうございました。

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