「三橋先生の東アジア近現代史講座」を開催

 10月23日(月)、ぱる★てらすで「三橋先生の東アジア近現代史講座」を開催しました。

 

 三橋先生がご用意くださった韓国の中学校・高校の教科書(日本語訳)や書籍は、普段なかなか目にする機会がない貴重なものでした。今回は「近代の植民地認識」の史実の記載の違いについて、日本の教科書の記載とじっくり比べてみる機会をいただきました。

 先生が仰ったことで印象的であったのは、これらの教科書を使って学ぶ生徒たちが、「自分で考えることは大切だが、自分で考えるとはどういうことか」という点です。学習指導要領で,〔生徒に自ら考えさせる〕ため、いろいろな導きをしていることはわかりましたが、教科書に記載されているそれらの導きの問いかけは、生徒自身が考えたいことと常にイコールなはずはありません。「自分で考えること」は、大人の私たちにまで続く教育の原点です。それは日韓においても、今戦争が起きている国でさえ同じだと思います。「知り、学び、考え、伝え合い、それを続けていく」――相互理解へ近道は、この繰り返しではないでしょうか。ご自身の教え子のことを語っているときの、先生のあたたかな眼差しと、参加者の真剣な眼差しが印象的でした。

 フードドライブも呼びかけました。ご協力ありがとうございました。

【次回開催予定】3月11日(月) ぱる★てらすにて「3.11を忘れない(仮)」

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