ドキュメンタリー映画「原発故郷 3650日」上映会を開催

 2022年3月7日(月)ぱる★てらすで、ドキュメンタリー「原発故郷3650日」上映会を開催しました。

 

 

 原発事故後10年を経ても復興とはほど遠い日々を送る人たちがいます。
 中学生の息子を避難先のいじめによる自殺で亡くした男性。支援が打ち切られ生活のため除染作業員として福島に帰還中のことでなぜ息子を守ってやれなかったのかと自殺未遂を繰り返します。

 

 

 千葉に避難した一家は事故から1か月後にペットの亡骸と向き合います。その動画を見つめる娘さんは涙も出ません。ご主人は職を失い年齢から職探しも困難。職業訓練後造園業を始めますがコロナ禍が襲います。奥さん娘さんは滅多に外出しなくなりました。家族が壊れてしまいそうで福島の話はしません。
 障害者福祉作業所を運営していた女性。避難後作業所を再開しますが幾つも困難があります。「同じ被災者でありながら補償金により分断される。」「放射能を浴びたことで差別を受ける。」と証言しています。これは、心を痛めるだけでは済まない私達にとっての問題です。風化を許してはなりません。

 

 

 上映後のアンケートでは被災者の方々へおかけする、届ける声もたくさんいただきました。
 この企画では、参加者にフードドライブへのご協力を呼びかけました。また切手をお持ちくださった方もいらっしゃいました。

 皆様にこの場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

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