「憲法のワークショップ」を開催
11月30日(木)所沢の古民家カフェSai Kasumiごはんにて、憲法のワークショップを開催しました。
講師は全国を飛び回り憲法のワークショップで1000人以上と対話をしてきた溝井さんです。
★参加者に問いかけ
「憲法は誰が守るものでしょうか?」
「日本国憲法は何条まであるかご存じですか?」
・・・・・・(みなさんは、答えられますか?)
それから、それぞれ好きな色を選んだA3の色画用紙に印刷された『日本国憲法』を砧折り(きぬたおり)にして、手のひらサイズの『マイ憲法』作り。(上の2つの質問の答えはここでわかりました)
★準備完了!ワークショップスタート
最初に折り紙に書いて講師に渡した「あなたが今朝やってきたこと」を、講師が読み上げ、憲法何条と関係があるかをみんなで考えていきます。
〇「朝食を食べた」は何条?
25条「すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」、何を食べるか?食べないかも選べるという意見から13条「幸福追求権」も挙がりました。
〇「コーヒーを飲んだ」は?
13条、25条、戦争が起きたら輸入品は入ってこないからと9条「戦争の放棄」も。
他にも、「洗濯」や「ゴミ出し」が何条と関わりがあるかを考え、日常生活と関わりが深い第3章国民の権利及び義務からだけでなく、第8章地方自治からも条文が挙がりました。なぜ選んだかを聞くとなるほど~。
マイ憲法をパラパラめくり、ひっくり返して裏面も探したり、ひとりひとりがたくさんの条文を読む時間になりました。
溝井さんからは、「日本国憲法」ができる前のお話、「日本国憲法」ができたからこそ、私たちができるようになったことのお話をお聞きできました。
★わかりやすい言葉で「日本国憲法」の大切さやなぜできたのかを教えてくれる絵本
最後に、「憲法くん」(作:松元 ヒロ 絵:武田 美穂)を溝井さんが読み、憲法前文のページを全員で少しずつ読み上げました。前文を読んでいると今日触れた条文ひとつひとつが思い出され、憲法の大切さが胸に染み入るようでした。
★憲法が身近になるワークショップ
参加者のみなさんからは「身近な問題や日々の生活は憲法とつながっているからこそ守られていて、その上に成り立っているんですね」「憲法を守る人は私たちだと思っていたが、実は違うと知った」「こんな風に憲法について考えたことがなかった。楽しかった!」という感想をいただきました。
溝井さんの憲法ワークショップはご家族でもお友達同士でも楽しくできます。次回はぜひ、あなたも参加してみませんか?この地域で開催してほしい!といったリクエストもお待ちしています。