憲法カフェ「ウクライナ侵攻から考える憲法と平和」を開催

 8月1日(月)、テーマグループ「憲法ってなんだろう?」では、ピースウィークの企画として、ぱる★てらすにて「憲法カフェ」を開催しました。
                 
 ロシアのウクライナ侵攻が続くなか、「平和を守るには軍備は必要」という言葉がしばしば語られるようになっています。平和を守るのは武力なのか? 憲法と平和について、今こそ考えたいと、「あすわか(明日の自由を守る若手弁護士の会)」の和田壮一郎弁護士を招き、「ウクライナ侵攻から考える憲法と平和」をテーマとしました。

 

 
 和田弁護士のお話は、憲法は「権力を閉じ込めておくための檻」という立憲主義の基本の確認から始まり、国際法違反のロシアのウクライナ侵攻を振り返り、日本における9条改憲と今の安全保障体制の危うさについて説明されました。さらに、日本のとるべき道にも言及がありました。

 新型コロナ感染の状況から小規模な会となり、また、座席は、気軽にお話しする「カフェ形式」の配置ではなく、教室形式となりましたが、質疑応答、意見交換の時間も十分にとることができ、参加者からの質問や意見が活発にだされました。

 相手より大きな軍備という抑止力論は、相手が自国より大きな国には非現実であり、逆に、軍備強化は緊張を高めリスクを大きくする。様々な課題に対して話し合いで解決してきたASEANを例にとり、外交を強化し、対話と協力を推進し、戦争を起こさないための外交に全力を尽くすことこそ、日本のとるべき道という、和田弁護士の言葉に、この時代に平和憲法を持つことの意味を確認した思いです。

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