「ガザのおはなしと映画上映」を開催

 4月4日(木)、平和・国際委員会はぱる★てらすにて、パレスチナを考える緊急企画として、映画上映とNPO職員による講演の会を開催しました。
 映画「ガザ 素顔の日常」(2019年制作)は、ガザに生きる人々の日常のドキュメンタリー映画です。陸も海も封鎖され「天井のない監獄」と言われるガザの過酷な状況のなかでも、様々な人々が暮らし、様々な日常がある。いつか大きな漁船を持ちたいという少年、海外留学の夢を語る少女、歌うタクシーの運転手、カフェの陽気な店主、サーフィンをする若者たち、ラッパーもいる。笑顔も、将来への夢も、愛のある家庭も、そして、絶望的な閉塞感も…。ガザの人々を身近に感じると共に「欲しいのは平和と普通の生活」という言葉が胸に迫りました。

 NPO法人パレスチナ子どものキャンペーンの職員からは、直近の状況をお話しいただきました。激化する戦闘や破壊等による死傷だけでなく、100万人以上が餓死レベルにあるという食料不足や物資の不足、衛生状態悪化の危機も高まっていることが伝えられました。また、避難してきた少女のインタビュー動画、現地スタッフの動画メッセージで、現地の生の声が伝えられました。最後まで支援活動に携わると言う現地スタッフの言葉「世界は私達に何を望んでいるのか」が痛切でした。
 参加者アンケートからは、どうか生きのびてほしい、平和が来てほしい、何とかしたいがどうすればいいのか等、ガザの人々への共感や平和への願いと共に無力感や悩みも寄せられました。平和のために私たちに何ができるかは難しい問題ですが、平和・国際委員会では、これからも平和を考える取り組みを行い、共に考えていきたいと思います。

 当日はフードドライブの食品提供の協力もいただきました。ご協力、ありがとうございました。

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