「原爆の図 丸木美術館」見学会を開催

 パルシステム埼玉は、3月13日(土)に埼玉県東松山市下唐子にある「原爆の図 丸木美術館」の見学会 を開催し、35名(組合員29名、役職員6名)が参加しました。
 パルシステム埼玉理事より挨拶後、同館学芸員・専務理事の岡村幸宣さんから、画家の丸木位里・俊夫妻が共同制作した原爆投下直後の広島や長崎の惨状をおよそ30年にわたって描き続けた全15部からなる連作の絵画の説明ならびに丸木夫妻の歩み、施設設立の背景をスライドを用いてご説明いただき、原爆の悲惨さ平和の尊さについて学びました。

 座学後は、実際の原爆の図を見ながら絵の詳細についてご説明いただきながら施設案内を行なっていただきました。また、東日本大震災・福島第一原発事故10周年という節目にあたり、精力的に福島県内の牧場を取材し、最近は広島にも足を運んで原爆の痕跡を取材している山内若菜の個展「はじまりのはじまり」が開催されており、作者より説明いただきました。

【参加者の声】

●これほど原爆の悲惨さを伝えるものは他にはないと思いました。これこそが戦争なのだと・・・。いま世界は再びこの愚かな戦争を引き起こす方向へと向かっているような気がします。原爆を体験した日本だからこそ世界のもっと多くの人たちにこの絵を見せ、私たちの声を上げていかなければと思いました。

●学芸員さんの説明がとても良かったので、絵が描かれた背景や意味も理解できて良かったです。

●今まで写真でしか見てこなかった広島原爆を絵画で見て大変興味深かった。

●絵の大きさに圧倒されました。学芸員さんの説明がなければ原爆の悲惨さは絵を見て伝わってくるが、それプラス描かれた理由、歴史的背景、絵の見方ポイントを教えていただいたことでより深く観賞することができ、とても良い企画でした。核兵器、戦争の怖さを伝える術としてとても大事な場所だと思いました。

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