# 産地とつながろう「までっこ鶏」を開催

パルシステム埼玉は2月26日(金)、オンライン企画 『# 産地とつながろう「までっこ鶏」』を開催しました。今回の学習会では、までっこ鶏の生産に携わる生産者と関連会社の方々に、鶏の飼育へのこだわりなどを説明いただき、最後に丸鶏の解体の実演がありました。

 

 はじめに株式会社パル・ミートより、パルシステムの産直鶏について話し、続いて株式会社十文字チキンカンパニーの皆さんより、動画を交えながらまでっこ鶏の3つの特徴と雛の受け入れから生育までの生産の流れをわかりやすく説明いただきました。

 

 「までに」は 岩手県の県北地域の方言で「丹念に」「丁寧に」の意味があります。受け入れ段階からの徹底した衛生管理、床面の温度管理、飼料や鶏舎へのこだわりなど、手間ひまかけて大切に育てられた鶏が「までっこ鶏」です。

 一日に発生する鶏ふんは約400トン。これらはバイオマス発電所に運ばれ、発電の燃料として活用されています。2016年11月から売電を開始し、発電した電気はすべてパルシステム電力が買い上げています。また、燃やして残った約40トンの灰はリンやカリウムを豊富に含み、肥料の原料としても有効活用されます。そうしてできた野菜を人が食べるという資源循環型の取り組みを行っています。
 質問コーナーでは、「地下水を飲料水として使用している理由について」や「夏場の暑さ対策」などと多くの質問が寄せられ、活発な質疑応答となりました。

 続いて、丸鶏の解体を実演いただきました。モモ肉やムネ肉、ササミなど私たちがふだん見慣れた部位までの加工の様子を知ることができました。

 

 最後に生産者を代表して、までっこチキン生産者連絡協議会の下舘会長と小林副会長より、「手間ひまかけて育てたまでっこ鶏は自信を持ってお勧めできます。情勢が落ち着いら皆さんとお会いできる日を楽しみにしています」と、メッセージをいただきました。

 までっこ鶏の取り組みを知りつつ解体まで見ることで、おいしさの秘密や私たちの食卓に並ぶ「命」について学び、実感することができる学習会となりました。

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