産直講座「オルター・トレード・ジャパン」国際産直編を開催

 109日(金)、パルシステム埼玉は赤松結希さんを講師に迎え、産直講座「オルター・トレード・ジャパン」国際産直編を開催しました。今回は初の試みとして自宅からのオンライン参加とぱる★てらす会場での同時開催でした。

 

開会の挨拶をする工藤理事

 

 オルター・トレード・ジャパン(ATJ)は1989年に首都圏コープ事業連合(現パルシステム連合会)などの共同出資によって設立され、バナナやエビなどの交易を行なう会社です。

 活動の始まりは、砂糖の国際価格の大暴落。この大暴落で「砂糖の島」と呼ばれたフィリピン・ネグロス島では労働者は職を失い、多くの人々が飢餓に苦しみました。彼らを支援しようと募金活動を行いますが「募金だけではなく、そこで生活をしている人々の自立のための経済づくり」が重要と考え『マスコバド糖』の輸入を始めます。その後、『バランゴンバナナ』やインドネシアの『エコシュリンプ』と交易は着実に広がってきました。講座では、それぞれの商品にかけられた思いや特徴を映像とともに説明していただきました。

 

 

 生産者はバナナを出荷することにより、継続的な安定した収入が入り、子どもを学校に通わせることができるようになりました。ATJの商品の特徴は、日本では生産しがたいが、きちんと顔が見える海外の生産者によって作られたおいしいもの。新型コロナウイルス感染症の影響でバナナの圃場に行けない時期や港まで交通規制があったりなど、産地も大変な時期ですが私たちが「選ぶ」ことが生産者の生活を支えています。

 最後に、会場だけでなくオンラインの参加者からも質問を受け、画面越しに手を振りながら講座は終了しました。

 

1014回のオンラインパル「フェアトレードショップ」でオルター・トレード・ジャパンの商品が購入できます。

https://shop.pal-system.co.jp/pal/InesOrderContents.do?contentsId=M100008

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