「オリーブオイルを通してパレスチナを知ろう」を開催

 4月30日(火)、ウエスタ川越で「オリーブオイルを通してパレスチナを知ろう」を開催しました。   

 生産者と消費者を媒介する民衆交易事業を行う株式会社オルター・トレード・ジャパンをお呼びし、パレスチナ産オリーブオイルの産地とオンライン交流、その後にオリーブオイルのテイスティングを行いました。

                                                 

 現地パレスチナでは例年10月から11月にオリーブを収穫します。その時期に10月7日のイスラエルによるガザ侵攻が開始、オリーブオイルの産地があるヨルダン川西岸地区でも入植者によるパレスチナ人への暴力や強制立ち退きが頻発していることはほとんど報道されません。

 去年収穫できたオリーブは予定収量のうち35%のみで、65%は収穫できずそのままとなっているそうです。日常的に土地の不当な没収や暴力にさらされています。パレスチナでは、4000年以上も前からオリーブの栽培が行われてきており、オリーブは文化の象徴でもありますが、そのオリーブの木がイスラエル軍や入植者に焼かれる、根こそぎにされるということが起きています。

                                                

 パルシステムはパレスチナ産オリーブオイルの販売を通し、供給支援という国際貢献を担っていることも学びました。世界情勢から供給支援の役割は今後さらに重要となるため、より広く知っていただく必要があります。当日現地の担当者が話されていたガザの食料支援の様子(動画)は、多くの方に知っていただきたいとのことで、オルター・トレード・ジャパンfacebookで公開いただきました。

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