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2019年10月16日 「家庭にやってくる見えない水を考えよう」を開催
 10月2日(水)ぱる★てらすで、水ジャーナリストの橋本淳司さんを講師に「家庭にやってくる見えない水を考えよう」を開催しました。



 橋本さんからの「水」についての学習会は2回目ですが、今回も知らないことが多くありました。
 「見えない水」?上下水道は水道料金を払っているのですぐ思いつきますが、それは見える水。ペットボトルの水も見えている。じゃあ何?実はふだんの食事、衣服にも多くの水が使われているのです。例えばトマト1個に16ℓ、牛肉1㎏にはなんとエサを育てる水などで20,600ℓ(風呂100杯分)の水が使われています。ハンバーガー1個には2,000ℓ(風呂10杯分)。日本は多くの食料を輸入していますが、それは水を輸入していることなのです。
 
 例えば和牛。和牛といってもエサの飼料穀物のほとんどは輸入に頼っており特に米国やオーストラリアに大きく依存しています。米国中西部の穀倉地帯では大量の地下水が汲み上げられ(1秒間になんと10万トン、タンカー380隻分)、枯渇が心配されています。輸入先に干ばつや洪水がおこればどうなるのでしょうか。服については、綿Tシャツ1枚には2,900ℓの水が必要です。綿花を育てるのにもシャツの染色にも水は使われ、インドなどでは染色に伴う汚染も深刻な環境問題を引き起こしているそうです。




 地球温暖化による気候変動は「水のすがた」を変えていきます。雨の多い地域は水害に見舞われるようになり、干ばつに苦しむ地域はさらに干ばつが起こるそうです。農業に大量の水が必要であることを考えると水の偏在はさらなる富の偏在につながります。「見えない水」が見えてくるとともに「見えない世界」も見えてきました。
 今回の橋本先生の企画でもアンケートや質問の多さから参加者の皆様の興味関心を引き出せたと感じています。難しいテーマですがわかりやすく面白く話をしてくださるので、より多くの方に聞いてほしかったと感じています。関心の薄い方が聞い てみたいと思うような訴求力のあるイベント名、企画内容にできるようにすることを今後の課題としたいと思います。





 次回開催予定:11月11日(月)ぱる★てらす  
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