「『恩納もずく』を知っていますか?」を開催
2024.8.23
7月30日(水)オンラインにて学習会「『恩納もずく』を知っていますか?」を開催しました。
商品を製造している株式会社井ゲタ竹内の方より、もずくのことや海を守る活動についてお話を伺いました。
もずくには太もずくと糸もずくがあり、恩納もずくは糸もずくの品種改良版で恩納村だけで養殖されているそうです。遠浅の海(水深2、3m)で光がよく入り、時化や嵐の影響を受けるところで育ちます。サンゴは光合成することで栄養を生産し、もずくの成長には欠かせませんが、オニヒトデによる食害や、海水温上昇による白化現象によりサンゴ礁の荒廃が進んでいます。卵を産む親サンゴがいなくなり、もずくの収穫量が不安定になりました。そこで、陸上施設でサンゴの苗を作りこれまで17000株以上を海中に植え込んできました。また、雨が降ると赤土が海に流出するのを防ぐプロジェクトにも取り組んでいます。ススキ、ひまわり、コスモスなどを植えて流出を防ぎ、花の蜜を採ってハチミツの販売もしています。
このように、人の手を加えることで生物多様性と生産性を高める里海作りに取り組む素晴らしい活動を知ることが出来ました。もずくを食べることで商品代金の一部が活動に寄付され、関わることが出来ます。
知って商品を選ぶ、エシカル消費について学ぶ良い機会となりました。