「中学校の教科書の今を知ろう」を開催
2024.10.15
5月28日 (火)ぱるてらすにて、「中学校の教科書の今を知ろう」を開催しました。
講師は、元中学校教諭で「より良い教科書を求める さいたま市民の会」の芳賀和夫 さんをお招きしました。
今年は4年に一度の中学校教科書検定の年で、10教科103点の教科書のうち、102点が合格したそうです。
英語の発音や数学の図形をアニメーションで分かりやすく動かすなど、デジタル教材が大幅に増えたり、ジェンダーや性の多様性、家族のあり方についての記述が前進したと新聞記事から紹介されました。この合格した教科書のうち何を使うかを選ぶのは誰なのか?これまで考えたことはありませんでしたが、公立の小・中学校では教育委員会が採択の権限を持ち、教える先生たちの意見ではないようです。歴史や公民の教科書を数社見せていただき、教科書会社によっては誤った情報が掲載されていることもあり、正しくないことを学んでしまう可能性を知り恐ろしく感じました。
子どもたちが何を学ぶのかを知ることができる教科書展示会というものがあります。6月中旬辺りから各地域で開催されます。これから学ぶ子どもたちのために私たちが関心を持つことは大切だと感じました。
お話しを聞いたあとに、参加してくださった10名以上の方の質問、感想、体験談などお一人ずつ伺いました。外国の方と接する機会のある方、外国に住んでいた方、教員となるために勉強していた方など、様々な方からお話しをお聞きするなかで、自国のことを詳しく知る教育はされていなかったという感想が多くありました。
関心を持ち、知ろうとする事が大切なのだと感じる貴重な時間となりました。