「この世界の片隅に」映画上映会を開催

2024.8.22

 8月3日(土)、ぱる★てらすで平和・国際委員会主催「この世界の片隅に」映画上映会を開催しました。

 夏休みのため、親子参加もありました。

                                                   

 この映画は、戦時下に広島の呉にお嫁に行ったひとりの女性の生きる姿を描いた2016年公開のアニメ映画です。
 主人公のすずさんは、ごく普通の穏やかでやさしいちょっとのんびり屋で絵が上手な女性。彼女の幼少期から結婚後の生活はその時代の日本のあちこちにあった日常だとわかりました。だからこそ、すずさんが大切なものを失ってしまうこともその当時日本各地で同じようなことが起こっていたと私たちに伝わりました。すずさんが、呉から実家のある広島市内に落ちた恐ろしいものを目撃する場面、終戦の玉音放送を聞いて怒りを爆発させる場面もあり、原爆の恐ろしさや終戦時の人々の気持ちにも思いを寄せました。しかし、物資不足を工夫で乗り切る女性達のたくましさに感心したり、恋愛模様にドキドキしたり、ちょっと笑いの起こる場面もあり、けっして暗い映画ではありません。この映画は何年経っても色褪せません。ぜひ、機会があれば多くの方に観ていただきたい映画です。

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