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2018年12月18日 日本のごはんを食べ比べ「産直ごはんの日」交流会
 パルシステム埼玉は、11月30日(金)ぱる★てらすでお米の生産者をお招きして、「産直ごはんの日」としてお米の食べ比べと交流会を開催しました。
 「産直ごはんの日」とは、組合員とお米の産地との関わる機会が少ないことをきっかけに始まった交流会です。生産者を招いてお米を食べながら交流をすることで、産地を知り、お米の自給力を上げることを目的に、他の会員生協での開催の輪が広がっています。
 この日は、兵庫県よりJAたじま、茨城県よりJAつくば市谷田部から事務局、生産者の方が9名お越しくださり、参加者へそれぞれのお米の取り組みを説明しました。


 はじめに、JAたじまの塩見真仁さん、住吉良太さんより「コウノトリ育むお米」の特別栽培・こしひかりについてお話していただきました。JAたじまは兵庫県豊岡市にあり、この土地では昔は人間、牛、そしてコウノトリが共生して暮らしている姿が当たり前の光景でした。しかし、都市開発が進むことによって巣が失われ、田んぼや畑で農薬が使用される影響によりえさとなる虫やカエルが消え、コウノトリは絶滅寸前までに陥りました。そこで、コウノトリがえさに困らないように農薬を一切使用しない、人にも自然にも安全・安心な「コウノトリ育む農法」によるお米の栽培が始まりました。
 コウノトリのえさとなる生きものが生息できる田んぼでは、生きものが住みやすいようにと「農薬に頼らない強い米づくり」の知恵と工夫を凝らし、さらに生態調査を行ないながら築いた結果、現在は野生のコウノトリの数が増え、豊岡市の空をはばたいています。参加者は「コウノトリ育む農法」と通常の農業とのそれぞれの1年間の違いを比べながら、お米を通して自然の中で生きるいのちのつながりを知ることができました。


 次にJAつくば谷田部の鈴木賢治さんより、JAつくばのお米づくりのお話をしていただきました。茨城県つくば市にあるJAつくば谷田部では、農薬に頼らない環境保全型農業を行ない、お米だけでなく野菜や原木しいたけなどを生産しています。パルシステムでも野菜などを取り扱っており、組合員と生産者による産地交流や収穫体験なども実施されています。
 平成12年に農薬の空中散布を中止してから、有機肥料を使った特別栽培米や有機栽培米の生産を本格的に開始し、今日まで「安全・安心な農作物をつくる」ことを掲げて栽培が行われています。田んぼの周辺はほぼ都市化が進んでいる中、近隣への肥料の臭いなどの注意やその他にもお米の栽培に関しての苦労などを伺いました。


生産者のみなさんからご挨拶をいただきました

 後半は『茨城こしひかり』と『コア・フード米』の食べ比べ試食会をしました。参加者はそれぞれのお米の味の違いを実感しながら、生産者に質問などをしながら交流を深めました。
 最後の挨拶に、JAたじまの塩見さんからは「それぞれの産地で育ったお米は、それぞれの個性と良さを持っています。どんな風に育てられたのか、興味を持ってお米を食べていただけたら嬉しいです」とお言葉をいただき、JAつくばの鈴木さんは「今回私たちが作るお米を食べている組合員に直接お会いする機会を獲られて、本当に嬉しく思い、励みになります。これからもどうぞよろしくお願いします」と締めくくりました。