大豆トラスト運動 オリエンテーションを開催しました

 パルシステム埼玉は、5月9日(木)ぱる★てらすで大豆トラスト運動のオリエンテーションを開催しました。

「大豆トラスト運動」とは、『コア・フードのしょうゆ』の里、埼玉県児玉郡神川町の耕作放棄地を大豆畑を活用して毎年実施。組合員が大豆畑の一定区画にお金を出し、生産者とともに国産大豆を作り、できた大豆を食べ、大豆の自給率向上を目指しています。大豆を使った商品の購入だけでなく、実際に広大な大豆畑で種植えや草取りなどの農作業を行なっており、毎年多くの組合員が参加しています。
前半は、大豆トラストの栽培管理を行っている神川農業グループの石井清允(きよのぶ)さん、『コア・フード天然醸造しょうゆ』でおなじみのヤマキ(株)から角掛康弘さんを講師に、大豆トラスト運動の活動の内容、大豆栽培の作業の流れ、栽培を行う神川町がどんな場所なのかお話していただきました。


神川農業グループ  石井さん

ヤマキ(株)    角掛さん

後半はヤマキ(株)の逸見拓也さんを講師に、豆腐作りに挑戦しました。

ヤマキ(株)で豆腐を製造する際に使用する豆乳を試飲してみると豆腐をそのまま飲んでいると思うほどに濃厚!その豆乳を80℃ほどに温め、泡が立たないように混ぜながらにがりを注ぐと、3秒後にはプルプルに固まります。そのあとに蓋をして少し置いておけば、豆腐の完成です。
「にがりを入れる時につい手を止めてはいけません。また、入れてから3秒後にすぐ混ぜるのを止めないとせっかく固まった豆腐がぐしゃぐしゃになります。ちょっと難しいですが、この点に注意して挑戦してください」と逸見さんからアドバイスを受けました。
一人で全ての工程をやるには難しいので、参加者は2人1組となり、混ぜる係とにがりを注ぐ係それぞれに挑戦。にがりを注ぐタイミングや量によっては、トロトロに柔らかい豆腐になったり、固まるのが遅かったりと、「理科の実験みたいで不思議」と参加者はお互いに作った豆腐を見せ合うなど楽しそうな様子でした。
でき立ての豆腐はまだ温かく、豆乳の香りと甘みがあります。また、ヤマキ(株)が用意した特別な塩3点をかけて試食すると、豆腐の甘さがより引き立ち、醤油とは違う味わいを楽しめました。

今年で14年目を迎える大豆トラスト運動。参加者はこれから生産者とともに種まきから草取り、収穫までを行います。

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