「夏休み 親子計量教室」を開催

 

 8月21日(水)、パルシステム埼玉は講師に埼玉県計量検定所の方をお招きし、ぱる★てらすで毎年恒例の人気企画「夏休み 親子計量教室」を開催しました。
 私たちの生活には体重計や温度計、スーパーのお肉のはかりや電気などの計量器などの「はかり」があふれています。埼玉県計量検定所は、店や工場などで使用されるはかりを対象に定期的に立ち入り検査を行ない、適正な計量ができるか、商品の内容量の誤りや偽装はないか検定しています。

 一時間目の授業では、はかりの歴史や役割についてDVDや講師の説明で学びました。二時間目ではペットボトルを利用した天秤型のはかり作りに挑戦しました。形から目盛りをつける作業までをお母さんや兄弟と一緒に協力して作ることで、はかりの仕組みだけでなく、正確な重さをはかることの大切さやはかりの調整加減の大変さを学ぶことができました。完成した後は、実際に文房具などの重さを測定しました。

 休憩時間では、さまざまな場所で使われる測定器に触れることができました。重りを使った体重計、お惣菜屋さんで使われる重さによって価格が表示される計量器、紙に染み込んだインクのわずかな重さを正確に表示する分析用電子天秤など、初めて見る計量器に子どもたちは夢中になって測定体験をしました。

 最後の三時間目では、測定士になった気持ちで実際に販売されているお菓子やパスタに記載された内容量の表示が正しいか測定しました。まずは中身が入ったままの全体の重さを測定し、次に中身を取り出してパッケージだけの重さを測定します。全体からパッケージの重さを引いたら、中身の重さはどのくらいか?結果と記載された内容量と比べてみると……なんと、ほとんどの中身の重さは記載された内容量よりもわずかに重かったのです!
「中身によっては内容量の数字と同じにならないことがあります。そのため、計量の決まり(計量法)では、決めた重さより多少多くなることは許可し、逆に数字が少なくならないようにと決められています」と講師はお話しました。

 夏休みの自由研究として参加したご家族が多かったのですが、講師のお話や測定器に触れるうちに夢中になり、真剣に取り組む姿が印象的でした。手作りしたはかりで、家にあるいろんなものを計ってみてくださいね。

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