心にもおやつを

2019年4月1日 フランス旅ノート Ⅲ  パリ~いろいろな街角 
 旅の終盤はパリで2連泊。ツアーの中味に、2時間のルーブル美術館の見学とセーヌ川クルーズが組み込まれていたけれど、柊は前回の旅でどちらも堪能したので、自由行動ということにしてもらいました。ホテルは地下鉄の駅から徒歩5分という、移動にはとても便利なところ。パリ・ヴィジットと呼ばれるパスを駆使して市内のあちこちを楽しむことにしました。

 まずはパリで一番高い丘、モンマルトルへ。地下鉄を降り、フニクレールというケーブルカーで頂上を目ざします。着いたところはサクレクール寺院。この広場からパリの 市街地を遠望できるのです。似顔絵描きで有名なテルトル広場を抜け、この辺りにたくさんある階段を下りながら、オ・ラパン・アジル、ムーラン・ド・ラ・ギャレットなどの建物を楽しみながら、懐かしさでいっぱいになりました。6年前に4日過ごしただけなのに、この気持ちは 不思議です。


フニクレールでモンマルトルの丘を上ります

階段がいたるところに

 総面積でいうと、パリ市内はそれほど広くありません。地下鉄でいろんな地区に行きました。カルチェ・ラタンとシャンゼリゼではカフェタイムを楽しみ、バレエを見る時間はなかったけれどオペラ座のショップを覗き、モノプリなどのスーパーで買い物をし、パン屋さん、お惣菜屋さんにも寄り、旅人以上居住者未満の時間はあっという間に流れていきます。



老舗のシャンソニエ オ・ラパン・アジル

ムーラン・ド・ラ・ギャレット 今はお洒落なレストラン



カフェ レ・ドゥー・マゴ店内 多くの作家も常連でした

シャンゼリゼ大通りのカフェ フッケーツ



サンマルタン運河

東駅  趣のある駅舎

 街並みだけでなく、行き交う人々を見るのも (ことにパリでは)楽しみでした。老若男女それぞれにみなお洒落で素敵です。カフェで新聞を読んでいた老紳士はスカーフの扱いが目を惹きました。スーパーでのレジ待ち、信号待ちの間に さりげなく観察したマダムたちは、ベーシックな装いが上手。基本のコーディネイトを教えてもらいました。
 まだ行ったことのない国、行きたい地域はたくさんあるけれど、何年か後にまたパリを歩いているような気がします。柊にとって、引力のある街です。  

      おんなのこってなんでできてる?(略)  
      おさとうと スパイスと
      すてきななにもかも
      そんなもんでできてるよ

 これはマザーグースの童謡のひとつ(訳は谷川俊太郎さん)です。猫、旅、庭の植物……柊は何でできている?の答えのようなこのコーナー、今回が最終回です。 長い間おつきあいくださってありがとうございました。

 みなさん、お元気で。