心にもおやつを

2019年2月1日 フランス旅ノート Ⅰ  シャルトル ~ ロワール ~ サン・セヌレ・ル・ジュレ
 「ふらんすに行きたしと思えどもふらんすはあまりに遠し」で始まる萩原朔太郎の詩が国語の教科書にありました。この詩より遥かに遅く生まれた柊にとっても当時フランスは遠い国…時を経て初めてシャルルドゴール空港に降り立った のは2012年でした。今回は2度目のパリ。市内だけでなく、ちょっと足を伸ばしていくつかの地方も回ります。
 まずはパリから100kmほど南下してシャルトルへ。大聖堂で有名なこの街は12世紀には巡礼者で賑わった街だとか。1195年にロマネスク様式で建設が始まったものの火災で南塔以外焼け落ち、次はゴシック様式で建てられたため、2つの様式の塔が並んで建っています。シャルトルブルーと呼ばれる 美しいステンドグラス、最後の審判を 描いたバラ窓、フランス最古の時計など、見るべきものもたくさん。
 

ふたつの塔が並ぶ
シャルトル大聖堂

大聖堂内部の彫刻

 シャルトルを出てバスでさらに南へ。 ロワール川沿いに田園地帯が広がっています。温暖で自然も多く、今ではワインの産地としても知られていますが、その昔多くの王侯貴族がここを狩猟場として選び、たくさんのお城が建てられました。どれもお伽話の世界のよう。
  ダ・ヴィンチが建築に関わり内部の二重螺旋階段を考えたと言われるシャンポール城はロワール古城群の中で最大の広さ。庭を囲む塀の長さが32kmというのでびっくりです。アンリ2世の正妻と側室の悲しい物語があったシュノンソー城は、庭の広さや配置に2人の力の差が窺えました。


シャンポール城全景

シャンポール城の中の池に掛かる橋


シュノンソー城

側室ディアーヌの庭
広くて陽当たりも良いのです


今回の旅で柊が1番楽しみにしていたのはサン・セヌレ・ル・ジュレ。フランスの最も美しい村に選ばれた小さな集落です。住民の数も少なく、特に何があるというわけでもなく…散策しているだけで心が 満たされる感じの空間。数日滞在して、 何もしないことを楽しみたい、そんな気持ちになりました。


サン・セヌレ・ル・ジュレ全景

集落にポツンと立つ教会