組織情報

生活協同組合パルシステム埼玉 2020年ビジョン


東日本大震災が発生し、地域における助け合いの大切さを改めて強く認識させられました。私たちは、ミッション「互いに支え合っ て安心してくらせる埼玉をつくります」を掲げ、事業と活動を通じて、地域で助け合える仕組みと仲間を広げ、パルシステム埼玉の ファンを増やします。





少子高齢化が急速にすすむ埼玉県では高齢者福祉と子育て支援に対するニーズが高まっています。他団体や行政と力を合わせ、安 心してくらせるまちづくりのために、高齢者福祉と子育て支援を積極的に推進していきます。





原発事故による放射能汚染によって、食と環境への不安が高まっています。「食の安全」を守るため、これまで支え合ってきた生産者 やメーカーとの「協同」の絆をさらに強めていくことが求められています。「協同」の力で食の安全への取り組みとともに、地産地消 を中心に、日本の農業を守る取り組みをすすめます。





人と自然が共生していくためには、環境負荷を減らし、持続可能な社会へ転換することが大切です。次世代のために「大量消費・大量廃棄」から「持続可能」な社会づくりに貢献します。





組合員のくらしの変化に合わせて事業を改革することは、生協に課せられた重要な役割です。また、事業の改革のためには、より安定した経営基盤づくりが求められます。グループの連帯を強め、改革のスピードを速めるとともに、強固な経営基盤を確立します。





パルシステム生活協同組合連合会の第29回通常総会(2011年6月開催)で、パルシステムグループの統一理念と2020年ビジョ ンが承認されました。統一理念は、パルシステム埼玉を含む会員生協と子会社で共通に掲げることとなりましたが、パルシステム埼玉には独自の理念(「一人ひとりの思いを大切にし、いのち潤う地域・社会を創造します」)があったため、二つの理念の関係性を整理 することが求められました。また、ビジョンも2005年に作成した独自のビジョン(到達年度2015年度)がありましたが、震災や原発事故の影響、加速する高齢化や格差社会の進行等、作成当時と事業環境は大きく変化していました。加えて、グループの2020年ビ ジョンと到達年度の整合性も必要と考え、新たにビジョンを作成すべきと判断しました。

パルシステム埼玉は、2011年7月開催の理事会で「2020年ビジョン」(案)策定プロジェクト(以下ビジョンPJ)を設置し、理事会からビジョンPJに諮問がされました。これを受けてビジョンPJで協議を行い、同年9月に新たな理念とミッション、同年12月に2020年ビジョン(案)を理事会に答申し、それぞれ承認された後、組合員からの意見を募り、第19回通常総代会(2012年6月開 催)に新たな理念とミッション、2020年ビジョンを提案し、承認されました。


(1) 理念の整理
ビジョンPJでは「二つの理念を併記」又は「グループ統一理念への一本化」という選択肢に絞り、理念に込められた思いを比較しました。その結果、二つの理念には「モノだけでない豊かさ」「支え合う地域社会」といった同じ思いが込められており、かつ一つの組織で二つの理念を掲げる例は少ないことから、グループ統一理念をパルシステム埼玉の新たな理念にすることとしました。

(2) ミッションの設定
新たな理念はグループ統一であるため「埼玉」という地域を特定するものではありません。従って、固有の地域性を考慮したビ ジョンを作成するには、地域への関わり等を想起させる理念とは別の概念が必要と考えました。そこで「理念に準じる、すべてのビ ジョン・政策をつなぐ基本価値」と定義した"ミッション"を設定し、パルシステム埼玉と地域との関わりを掲げることとしました。

(3) 2020年ビジョン
現行ビジョンを総括し、事業環境予測とパルシステム埼玉への影響を考慮した上で課題を5点(①くらし・まちづくり、②福祉、③ 食料・農業、④環境、⑤事業・経営)としました。その上でミッションとの関連が最も深い課題①をビジョン1 とし、課題①に含まれる福祉はあえて別立てしてビジョン2 に掲げ、福祉への強い姿勢を表現しました。その他、「明確で分かりやすい表記」「可能な範囲での数値目標設定」「具体的計画は政策や中計等で設定」することとし、協議をすすめました。