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商品委員会だより

2017年11月24日 工場見学で学ぼう、今こそ「石けん!」を開催
 11月21日(火)、パルシステムの石けん製品を製造するヱスケー石鹸株式会社 川口工場を見学しました。


 ヱスケー石鹸は、1918年の創業以来、石けんにこだわり、世の中が合成洗剤中心になっても石けん一筋に製造販売を行なってきました。パルシステムの商品では、『やっぱり石けん!洗濯用粉石けん』『やっぱり石けん!食器用液体石けん』『me・gu・ru浴用石けん』『粉石けんみずばしょう』を生産しています。
 見学に先立って事前学習会を行い、担当者の鈴木浩二さんより、紀元前の石けんの発見から日本に渡来した歴史、石けんの原料、作り方、石けんの特徴と合成洗剤との違いについて説明を聞きました。石けんは、植物や動物などの天然油脂とアルカリ剤、熱で作られます。川に排出されると石けんカスとして魚のエサになったり、プランクトンによって分解されます。一方、合成洗剤は石油や油脂を原料とし、化学合成した洗剤です。分解に長時間を要し、肌や環境への影響が心配されています。
 また、酸とアルカリの度合いを示すpH(ペーハー)を利用して、酸性汚れ(ドレッシング、マヨネーズ、血液等)は石けんや酸素系漂白剤といったアルカリ性で、アルカリ性汚れ(水あか、石けんカス等)はクエン酸や食酢などの酸性で中和するのが有効であることなど、汚れを落とすしくみを学びました。

    

 学習会後は、白衣に着替えていよいよ工場見学です。「液体石けん」「固形石けん」「無添加石けん・粒状石けん」の製造ラインを見ていきました。

    

原料のパーム油は低温だと固まってしまうため
通年30~40℃を保っているそうです

 液体石けん製造工程では、脂肪酸と苛性カリ(水酸化カリウム)・精製水の攪拌と充填しているところを見学しました。

    


中和するのに6~7時間攪拌するそう

 無添加石けんと粒状石けんの製造工程は途中まで同じで、脂肪酸と苛性ソーダ(水酸化ナトリウム))を反応させ、真空乾燥して針状に成形し金属探知機で検査した後、充填包装したものが「無添加石けん」。「粒状石けん」はそれに香料や炭酸塩、グリセリンを加えて粒状にしたもので、『やっぱり石けん!洗濯用粉石けん』はこうした過程で作られることを確認しました。

    

加熱と乾燥を経て石けん素地が作られます

    

針状石けんが出てくるところ
機械の上に石けんの粉が雪のように積もっていました

『やっぱり石けん!洗濯用粉石けん』
今年4月にリニューアル
常温でも溶けやすく洗濯槽に直接ふりかけて使えます
粉を粒状にすることで粉とびを大幅に改善 しました
泡切れが良いのですすぎもらくになりました


 固形石けんの製造ラインはガラス越しに見学しました。こねられ、棒状に押し出された石けんがカットされ包装されていきます。この日は、全漁連ブランドの石けんが製造されていました。  

 ほかにも、直接は見学できませんでしたが、食品と同じくらいに厳しく徹底管理されている「ハミガキ」についても説明していただきました。  

    

窓越しに固形石けん製造工程を見学

ハミガキ製造工程は防腐剤を使用しないため
雑菌が入らないよう徹底した衛生管理が行なわれています

 見学後もたくさんの質問が飛び交い、参加者の関心の高さがうかがえます。「みんなで石けんを使おうという気運が高まるといいですね」などの感想が聞かれ、ひとつの石けんから、あらためて川や海のこと、環境のことを考える有意義な見学会となりました。

 ヱスケー石鹸のホームページで「Web工場見学」をご覧になれます。
 興味のある方はこちらから