テーマ活動

考えよう!食品の今テーマグループ

2017年11月13日 「エコシュリンプ学習会」を開催
 11月2日(木)、考えよう!食品の今テーマグループはパルシステム連合会水産課の吉江健一さんと(株)オルター・トレード・ジャパンの若井俊宏さんを講師に迎え、「エコシュリンプ学習会」を開催しました。


 えび好きで知られている日本人は、1年間に平均2kgのえびを食べます。価格や種類以外に選ぶ基準がわかりにくいですが、保存のために添加物も多く使われているので注意が必要です。

 日本のエビの自給率は約7%。大半はアジアからの輸入に頼っています。アジアで一般的な集約的養殖はマングローブの森を切り開いて養殖池を作ったところに過密(約30~40尾/m2)に稚えびを放流し、抗生物質を投与しながら病気にならないように育てます。大量のえびは育ちますが、餌の残渣で汚れた水を川に流すことで周りの環境を汚染し、大量の水を汲み上げたことによる地盤沈下も深刻な問題となっています。
「そんな風に育てられたえびは果たして安全なのでしょうか?」若井さんは疑問を投げかけます。
さらに、一般的なえびには見栄えよく、プリプリな食感にするために、黒変防止剤、酸化防止剤、保水剤などが添加されています。
「えびを調理したときに縮みやすいのは無理に水を吸わせたからです。味のない薬くさいえびも多いですね。」

 一方、パルシステムで取扱うエコシュリンプは、放流後、無給餌ならびに無投薬の条件を満たしている粗放養殖えびで、買い付けから加工まで一貫して行なっています。
エコシュリンプの養殖池は川などの外部環境と接続しており、水草やプランクトンなど天然のエサが豊富なため人工飼料が必要ありません。また、広い池で適度な密度(約3~4尾/m2)で飼育するため病気になりづらく抗生物質の投与も行いません。鮮度を保つため水揚げ後すぐに氷じめされ、産地一回バラ凍結で輸出され、組合員のみなさんの元へ届きます。

 一般的なえびとエコシュリンプの違いについて講義を受けた後、実際に市販のブラックタイガーとエコシュリンプの違いを確認しました。解凍したブラックタイガーとエコシュリンプを触ってみると、エコシュリンプは弾力がありプリプリですが、市販品はぶよぶよしています。市販品は臭みも強く、違いは一目瞭然。
「全然味が違う」「エコシュリンプは本当においしい」と参加されたみなさんも違いを実感していました。


左:市販品 右:エコシュリンプ



左:市販品 右:エコシュリンプ

 現在パルシステムで扱うエコシュリンプ商品は殻つき、むき身、下処理済み、いずれかは毎週カタログに掲載しています。安全性とえび本来の旨みや食感を大切にしているエコシュリンプを食べてみると、違いに驚くこと間違いなしです。