テーマ活動

知ろう!考えよう環境の今テーマグループ

2018年6月1日 「春♪段ボールコンポスト始めませんか?」を開催
 知ろう!考えよう環境の今テーマグループは、5月31日(木)にふれあいプラザさくらで、段ボールコンポストを広める活動団体「倶楽部ダンちゃん」より守谷裕之さんをお招きして、段ボールコンポストの講習会とワークショップを開催しました。


 コンポストとは、家庭から出た生ごみなどの有機物を微生物や菌の力で分解・発酵させて作られた堆肥のことです。20年ほど前、ごみを処理する際に発生するダイオキシン問題で世間は環境問題に注目するようになりました。家庭から出る生ごみは水分が多く、燃やしにくい欠点があります。そのため、処理のために灯油を使用して燃やしますが、焼却灰が残り、今度は灰の処理が問題となっています。守谷さんは家庭からの生ごみの減量と資源循環を目指して、家庭での段ボールコンポストを広める活動を行なっています。

 段ボールコンポストは段ボールの通気性、保水性・保温性を利用することで手軽に始めることができます。その他に用意する材料は腐葉土、米ぬか、もみ殻くん炭です。
 実際に参加者も守谷さんと一緒に段ボールコンポスト作りに挑戦。コンポストで使用する段ボールは大きめのサイズで2重になっている丈夫なものを使用すると壊れにくいそうです。さらに、虫除けのために材料をポリエステルやナイロンなどでできた布に包んでから段ボールに入れるなど、アドバイスを頂きました。
 「腐葉土には既に微生物が住んでいて、彼らが生ごみを分解してくれます。米ぬかは発酵促進剤になり、微生物が活動しやすい温度まで熱を上げます。もみ殻くん炭は消臭効果があるので、生ごみの臭いが広がるのを防いでくれます」と守谷さんは材料のそれぞれの役割についても丁寧に教えてくださいました。
 段ボールコンポストができたら、後は生ごみを入れ、1回混ぜて放置するだけです。「生ごみは微生物が分解しやすいように細かく刻んでから入れましょう。また、入れるときは生ごみの水分をしっかりしぼると、悪臭防止にもなります」と説明がありました。入れてからあまりかき混ぜないことも、上手にコンポストを作るコツだそうです。微生物が活動を始めると次第に箱全体が温かくなり、生ごみが分解されてガーデニングや菜園の肥料として使うことができます。


生ごみが出たら、溜めずにすぐに細かくして入れましょう

段ボールコンポストキットで挑戦しました

1ヶ月間何も入れず放置して完熟したもの

 質疑応答では、「冬場でも微生物が活動しやすいように温度を上げるにはどうすればよいですか?」「旅行の際、しばらく放置しても大丈夫でしょうか?」など、参加者から活発に上がりました。
 段ボールコンポストは現在、全国の県や自治体で推奨されています。ごみの減量と資源循環の取り組みを、できることから一緒に始めてみませんか?