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平和・国際委員会だより

2018年6月4日 祝!ノーベル平和賞受賞記念講演を開催
パルシステム埼玉/平和・国際委員会は、5月28日(月)浦和コミュニティセンターで「祝!ノーベル平和賞受賞記念講演」を開催しました。
講師には国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)の国際運営委員でもある川崎哲(かわさきあきら)さんをお招きし、オスロの授賞式に参加されたときの様子など講演いただきました。
本企画では定員100名を超える応募があり、当日は多くの方が川崎さんのお話を伺いに訪れました。


川崎さんは「核兵器禁止条約を生かしていけば確実に核兵器を無くすことができます。今回の受賞でそのための扉を多くの方と開くことができました。これを生かさない手はありません」と語ります。
今回のノーベル平和賞は今までと違い、「大きな市民運動の連合体」「特定の個人団体」に限定されていないのが特徴です。
多くの広島・長崎のヒバクシャの方が勇気を振り絞って国内外に声をあげてこられたことがICANのベースにあり、条約の根本的なところに貢献いただいてる。今回の受賞はヒバクシャの方々も受け手だと話します。

川崎さんが共同代表を務めるピースボートでは、公式レプリカのメダルと賞状を乗せ、世界各地で行う被爆証言会で展示されています。
8月には、広島平和記念資料館・長崎原爆資料館での展示を予定しており、「一般の方がノーベル平和賞のメダルを直接見て、手に取る中々ない機会になります」と川崎さん。


「市民が声を上げることにより、世界を核兵器廃絶へ」

続いてオスロでのノーベル平和賞授賞式の様子についてお話いただきました。
授賞式に参列したメンバーについてや、夜に行われたパレードの話など、ニュースだけでは伝えきれない話に、参加者は熱心に耳を傾けていました。

「数は減っても、脅威は高まる」
川崎さんは世界を取り巻く『核』の現状について話します。
日本は唯一の「戦争被爆国」でありますが、核兵器禁止条約への不参加についても触れ、『核の傘』に守られているから署名しなくてよいのでしょうかと、参加者に問いかけました。


「私たちに何ができるのか」
これからの私たちが何ができるのか、川崎さんは「SNSの活用」や「ヒバクシャ国際署名の取り組み」などをあげ、「平和のことを考えて、皆で声を掛け合って話題にすることが、変革への鍵になります」と参加者に訴えかけました。

最後に「核兵器が使われるリスクを受け止め、ヒバクシャの方々が自らの体験を、私たちとこれからの世代のために語ってくれたことを受け止め、この条約を生かしていく行動が必要です」と会場に呼びかけ講演会は終了しました。

『平和・国際委員会より』
 今回の講演会は、ICAN・川崎さんのお話を一人でも多くの方に聞いていただきたいとの想いから企画しました。
開催にあたりまして、お引き受けくださいました川崎さんをはじめ、ピースボート事務局のみなさま、ご参加くださいました多勢のみなさま、パルシステム埼玉職員、そして企画当初から積極的に協力してくれたピース・インターTGメンバー、関わってくださいました全ての方に心より感謝申し上げます。





『国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)』とは?
国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)は、国際的な禁止条約によって核兵器を廃絶するという目的のもとで活動してきました。この度、核兵器を初めて法的に禁じる核兵器禁止条約の採択に主導的な役割を果たしたとしてノーベル平和賞を受賞し、授賞式が昨年12月10日、オスロ市庁舎(ノルウェー)で開かれました。

この度、パルシステムも2018年4月にICANに加盟し、世界の仲間と連帯し、核兵器に脅かされることのない社会をめざします。