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平和・国際委員会だより

2017年12月12日 憲法を知ろうin“憲法カフェ”を開催
 12月4日、平和・国際委員会は憲法を知ろうin“憲法カフェ”を開催し、講師には「明日の自由を守る若手弁護士の会」(あすわか※)より、近藤里沙弁護士をお迎えしました。

※「あすわか」は、2012年に発表された立憲主義や民主主義に抵触する自由民主党の「日本国憲法改正草案」の内容を広く知らせることを目的に集まった、若手弁護士の有志の会です。護憲、改憲それぞれの考えを持つ弁護士が参加して、全国各地で憲法カフェを開いたり、イベントに参加するなど活動を広げています。


講座は、憲法に関する○×クイズから始まりました。

Q1、法律を制定するのは、内閣である
Q2、憲法には、国民は憲法を守る義務があると定められている
Q3、憲法を改正するの必要な国民投票では、憲法改正には、有権者の過半数の賛成が必要である


…答えは全て×です。

法律を制定するのは国民の代表機関である国会で、憲法は法律より更に上に存在します。そして、国民が憲法を守るのではなく、国民の権利を守るために国家権力に縛りを与えるものが憲法です。そして、憲法改正には有権者の投票の中で有効な票数、つまり有効投票総数の過半数が必要です。


有権者数はこのぐらいだと有効投票総数は?

「先に行われた衆議院選挙の投票率は戦後2番目に低く約53%だったことからも、有効投票総数がいかに低いものか容易に想像がつきますね。投票率が低いほうが改憲派にとっては優位です」と近藤弁護士。

自民党が野党時代に作成し、ホームページでも公開している自民党の改憲草案にも触れ、現行の憲法からの変更点についても説明がありました。
前文からの「再び戦争の惨禍が起こることのないやうに」の削除、国民を個人としてではなく「人」としての尊重、自衛隊を合憲化し国防軍創設への足がかりとすることなど、丁寧に解説していただきました。

「知らないことが一番怖いことで、政治は無関心ではいられても無関係ではいられない。」と、近藤弁護士は訴えます。
憲法改正の国民投票も、国会議員を選ぶ選挙も、国民の意思が問われています。そのためには、わからないではなく、学ばなければいけません。自分たちや自分たちの子どもたち、孫たちが安心して暮らしていける日本が今後も続いていくように。

憲法の話となると少し難しく聞こえますが、クッキーやお茶も出され楽しく学べるカフェでした。今後も、こういった学習会を開催していきますので、お気軽にご参加ください。


ピースインターテーマグループメンバーより
あすわかの近藤里沙先生より、私たちの生活にとって実は身近な憲法・法律について、自由民主党の「日本国憲法改正草案」と現行の憲法を比較しながら、わかりやすく説明をしてくださいました。既に憲法改正発議はいつでも出来る状態であると言われる中で、今憲法改正に向けた国民投票が具体的になってきています。
「政治は無関心ではいられても無関係ではいられない」
まずはより多くの人たちが、現憲法の内容を政府がどう変えようとしているのか、そして私たちが持つ投票権という権利の尊さを認識することが重要だと感じました。その為に、憲法カフェで学んだ内容を身の回りの人々に広めていきたいです。
近藤先生、ご参加くださった皆様、どうもありがとうございました。