テーマ活動

フェアトレードテーマグループ

2018年5月23日 「フェアトレードを知ろう!」学習会を開催
 5月21日(月)ぱる★てらすで、フェアトレード学習会を開催しました。
 初となる今回の企画は「フェアトレードって何?」がテーマです。テーマグループのメンバーが講師となり、パルシステムの商品を例に上げて「フェアトレード」について知っていただきました。


 日本では輸入された食料品や日用品が安く販売されています。しかし、それを生産する国では安さのために正当な対価が支払われていない場合や児童労働、生産性向上のために危険な農薬が使用されることで環境破壊や産地に住む人々の健康に害を及ぼしているなど、1つの商品の背景にはそんな問題が隠れています。
 「安全な商品が欲しい」消費者と、「安定したくらしと地域を手にしたい」生産者の、お互いの願いを実現するためにある貿易が「フェアトレード(公平・公正な貿易)」です。

 参加者は、パルシステム連合会によって制作された「エコ・バナナ」のDVDを通じて、フェアトレードが行なわれている例を学びました。
 市販品で見かけるバナナの多くは多国籍企業などが巨大なプランテーション農園で生産し、流通しています。しかし、その生産の実態は、害虫や除草、病原菌防止のための農薬を飛行機によって空中散布され、労働者やその家族の頭上に雨のように降り注ぎます。そうして大量に生産されたバナナが安価でスーパーに並んでいるのです。
 パルシステムの「エコ・バナナ」の一つ「バランゴンバナナ」は、かつて「砂糖の島」とも呼ばれたフィリピンのネグロス島で作られています。しかし、ネグロス島は1985年に国際的な砂糖の取引価格が暴落、これまでさとうきびのプランテーションで依存していた農業と経済が原因で、飢餓と失業者が広がりました。飢餓と闘いながら、バナナの栽培による自立に向けた取り組みを応援するために始まったのが民衆交易です。これにより、産地では農薬不使用で手間をかけてバナナを作り、生産者は安定した生活ができるほどの生活費を得ることができました。また、「安全なバナナを子どもたちに食べさせたい」というお母さんたちが待つ日本には、防腐剤や防カビ剤がなく、安全で濃厚な味わいと甘みのある美味しいバランゴンバナナが届くようになりました。
 「安価な商品を求める人は多いですが、商品を買う際に一度生産背景を考えて欲しい。フェアトレード商品を選ぶことは、安全安心だけではなく、エシカル消費にもつながります」と、参加者に呼びかけました。


  学習会の後のグループトークでは、パルシステムのフェアトレード商品を試食しながら、参加者同士で意見交換を行ないました。「DVDにあった、農薬が雨のように降ってくるシーンがとても怖かった」「この商品はおいしいから、一度試して!」など、みなさんから活発な意見や感想が聞けました。



【次回開催企画】6月27日(水)ぱる★てらす 「甘くておいしい!バナナのおはなし」