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2018年4月6日 「パルシステム=エシカル消費」講演会を開催
 3月20日(火)、ぱる★てらすで、「エシカル消費」講演会を開催しました。
 「エシカル消費」とは、「環境に配慮された消費」「人・社会に配慮された消費」「地域に配慮された消費」のことで、最近ニュースなどでも耳にするようになりました。パルシステムでも以前から行なってきた取り組みが評価され、第一回「ジャパンSDGs(※)アワード」を受賞しました。
 パルシステムの取り組みがなぜ「エシカル消費」につながるのか、パルシステム連合会から高橋宏通さん、「エシカル消費」を行なうことで何が起こるのか、一般社団法人エシカル協会から竹地由佳さんをお迎えし、詳しくお話いただきました。


 パルシステムでは「ほんもの実感!」くらしづくりアクションを進めています。消費者一人ひとりを結集させ、商品を「選ぶ」ことでよりよい社会づくりを目指すことを目的に始まったこのキャンペーンは、「私の欲しい」を考えるときに安さや便利さだけではなく、モノや情報の背景、その周りにいる人達と自分のつながりを考えることを呼びかけています。それは、「エシカル消費」の理想なカタチにもなっています。
 「商品を購入する際、欲しいものが安かったとします。その時自分は安く買えた、と幸せかもしれません。しかし、それが生産者を苦しめ、不幸にしていたら?無意識に加害者にならないために、我々は知る必要があります」と高橋さんは参加者に訴えました。


 次に竹地さんから、「エシカル消費」を意識することで大きく変化した例を上げながら、私たち消費者にできることを教えていただきました。


 竹地さんは、パキスタンでくらす12歳の少女を紹介してくれました。彼女は5歳の頃からサッカーボールを縫って作る仕事をしています。1つ作ることで、日本円でおよそ5円の収入がありますが、綺麗に縫えなかったりすると、罰として収入から差し引かれたり暴力を受けることがあります。本当は学校へ行きたいけれど、生活が苦しく、両親には言えないと話していました。私たちが日頃目にする商品や、当たり前のように使っているモノの裏側には、そんな児童労働や貧困、最悪な環境での労働問題が見えてきます。
 商品の背景を知り、商品を購入する取り組みや呼びかけは世界中で広がっています。最近では日本の学校の教科書に「エシカル」(倫理的)についてさまざまな分野で学習され、積極的に「エシカル」を取り入れた商品を提供する企業も増えています。


海外ブランドのエシカル商品(パソコンケース)

同じくエシカル商品(ショルダーバッグ)

 「エシカルとは、エ:影響を シ:しっかりと カル:考える、です。消費者として、商品を購入するときにその商品はどこで作られ、生まれたのか?本当に必要なものか、欲しいものかを考える、お友達へのプレゼントにエシカルな商品を選ぶなど、いつでもできることがあります。難しく考える必要はありません。商品1つの背景を知って考えることが、エシカルに繋がります」と、くらしの中で実践して欲しいと竹地さんは締めくくりました。



 (※)SDGs(エスディージーズ)…「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標」の略称。
 SDGsは、2015年9月に国連サミットで採択されたもので、2030年までに貧困や飢餓の問題をはじめ、エネルギー、気候変動、環境問題など、いま直面している多くの課題を地球に住むすべての人で協力して解決していこうという、17の目標。