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2017年10月18日 宮城県南三陸町被災地視察ツアー
パルシステム埼玉は、9月23日~24日、東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県南三陸町に被災地視察ツアーを実施し、組合員とパルシステム埼玉の役職員30名が参加しました。

はじめに、津波によって74名の児童と10名の教職員が犠牲になった大川小学校を訪問しました。小学校では、お子さんを津波で亡くし、遺族として語り伝える活動を行なっている「小さな命の意味を考える会※1」の鈴木さんからお話を聞きました。当時の辛いお話に、涙に浮かべる参加者も見られました。
「小さな命の意味を考える会」は、大川小学校で起きたことについての検証、伝承、想いを多くの人と共有する目的で作られた団体です。


続いて「戸倉中学校」を訪問し、語り部として活動する後藤一磨さんにお話を伺いました。後藤さんご自身も、家屋など一切のものを失い、仮設住宅でくらしながら語り部として活動されています。戸倉中学校は海抜20Mほどの高台にあるにもかかわらず、1階が水没し、中学校から子どもたちを避難させた緊迫した状況や、戸倉小学校では、高台に位置する神社に児童を避難させるなど、当時の様子が伝えられました。
避難できた当時の状況について後藤さんは、地域のコミュニティの力と日頃の避難訓練の積み重ねがあってこそとお話しされました。


2日目は、「歌津復興交流センター(元伊里前保育所)」を訪問し、歌津地区復興支援の会「一燈」代表の小野寺寛さんより、震災当時のお話とビデオを見た後、地元のお母さんたちと交流を図りました。お母さん達が心をこめて作った草履やブローチなどの販売もあり、復興の役に立てればと購入する参加者の姿がありました。

旧防災庁舎にて慰霊を行なった後、「農漁家レストラン 松野や」でおかみの松野三枝子さんから震災当時の状況とこれまでの道のり、これからのくらしへの思いをお聞きしました。


「松野や」の前にて

参加者からは、「報道と実際の話を聴くのでは違う」、「自分の目で見て、聴いて今回の震災を知ることができた」「この度のツアーで“生きる”力の強さと尊さを感じた」などの多くの感想が寄せられました。