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2017年9月22日 産直連続講座「コア・フード牛肉学習会」を開催
 9月14日(木)、ぱる★てらすで、コア・フード牛肉の生産者、宮北牧場(北海道)より宮北輝さんを招き、「コア・フード牛肉学習会」を開催しました。 

 輸入飼料に頼らない、牛の生理に合った飼育と、肉そのものの味を大切にしたコア・フード牛肉。一頭を丸ごと買い、それぞれの部位をバランスよく届ける仕組みは予約登録で利用する組合員と、ノーザンび~ふ産直協議会に属する6戸の生産者で支えられています。

 宮北牧場は札幌市近郊の丘陵地帯にあり、宮北さんで4代目です。「祖父がアンガス牛を導入して53年。消費者の求める安全・安心を、世代をまたいで培ってきた過程を知っていただきたい」と、歴史を振り返りながら宮北牧場の取り組みについてお話いただきました。
 学習会にはホクレンやパルシステムの子会社「パル・ミート」の担当者も出席し、パルシステムの産直牛やコア・フード牛肉の飼料の特徴と供給実績などについて説明しました。
     


 牛のエサや育てる環境へのこだわりを話す宮北さん

 一般的な畜産は、コストや効率を重視し、輸入飼料に頼っていることがほとんどですが、宮北さんは牛の飼料を自分の牧場で生産しています。放牧された牛は牧草を食べます。畑で作ったデントコーン(とうもろこし)をサイレージ(※)にするほか、札幌市街地という立地を生かし、食品工場から出るじゃがいものざんさの提供を受けて食品副産物を飼料化することにも挑戦。それらをエサとして与えています。そして畑では、牛のふん尿が堆肥になり、デントコーンを育て、再びサイレージ化されて牛が食べるという循環が広がっています。
 (※)サイレージ…刈り取った作物をサイロやロールで乳酸発酵させた飼料のこと

 もともと繁殖・育成の牧場だった宮北牧場。生産したものを直接組合員へ届けたいと、現在は肥育までの一貫生産を行なっています。初夏から半年間広い土地で放牧する間に子牛が生まれます。子牛は青草を食べてのびのびと育ち、放牧によって足腰の強い健康な、肉質のよい牛になるのだそうです。1頭を出荷するまで4年近くかかる、実に気の長い仕事です。「畜産は明日、明後日でかたちになるものではなく、自分たちは5年先を見据えて生産しています。昨今の異常気象で生産が追いつかず、量目を減らして供給している状況ですが、組合員のみなさんに安定的にお届けできるように努力していきたい」また、「重要なのは牛の育つ環境。消費者の口に入るものだから飼い方、エサ、どれもおろそかにはできません」と語る宮北さんの牛の飼育への情熱に、参加者からは「宮北さんの熱い思いがひしひしと伝わってきました」「今後も食べることでつながっていきたい」「とても勉強になりました。感謝して大切な命をいただきます」など、多くの感想が寄せられました。



講義後はコア・フードの牛肉を試食しました
常温に戻し、1枚ずつ広げて塩こしょうして焼くのがコツ

調理は食育サポーターのみなさんにお手伝いいただきました