心にもおやつを

2018年4月2日モロッコ旅ノートⅡ シャウエン~フェズ
 街全体が青く染まってしまったような不思議な空間---シャウエン(正式にはシェフシャウエン)の街は、モロッコの北部・リブ山脈の奥にありました。2つの山の山肌にへばりつくように広がった小さな街で、2つの峰が2本の角(つの)のように見えることからシャウエン(角)と名づけられたとか。1920年にスペイン領になるまではイスラムの聖域として閉ざされていたためか、秘境的な雰囲気です。
 白壁を青く塗るのは、虫除けや涼しげにみせる意味もあるそうで、塗り方やブルーの濃淡はまちまち。あいにく小雨だったけど、1時間もあれば回ってしまえる小さな街はどこを切り取っても異空間に迷い込んだよう。角を曲がるごとに写真を撮ってしまいました。
 
   


シャウエンの街。まるで物語の世界

シャウエンの街。どんな暮らしなのでしょう?


シャウエンを離れるバスの窓から
 
 次に向かったのは1000年以上続く世界最大の迷宮都市フェズ。旧市街・新市街と大別される他の都市と違い、ここには3つのエリアがあります。9世紀にできた「古いフェズ」13世紀にマリーン朝の都として造られた「新しいフェズ」、20世紀にフランス保護領時代に造られた「新市街」。
 
 古いフェズ=フェズ・エル.バリの入口にあるフェズの代名詞ともいえるブールジュルード門をくぐると、1000年前の世界が広がりました。幾何学模様が美しいブーイナニア神学校、駆け込み寺だったというムーレイイドリス廟、カラウィンモスクなど観光の中心はこのエリアに集まっています。ここに無数のスーク(市場)があるのですが、迷路また迷路で、迷子になったら簡単には出られないほど。狭いこともあり、車は使えず驢馬が唯一の輸送手段なので、驢馬に道を譲りながら、はぐれないようにしながら、肉屋の店先に並んだ羊の頭部(!!)に驚きながら、鶏が駆け 回り猫が散歩するスークの活気を楽しみました。


ブールジュルード門

食用サボテンのワゴン


ブーイナニア神学校中庭で

 スークを抜けるとタンネリ(なめし革染色職人街)の見学です。革をなめすのに水が必要ということでフェズ川のほとりにありました。見学させて貰うお店の入口でミントの束を手渡されました。不思議に思ったのですが、革なめしの作業場を見下ろせる地点に立って納得。革の匂いと染色液の匂いが混ざった強烈な悪臭を少しでも紛らわすためだったのです。


タンネリ 染色用の桶

フェズ  カラウィンモスク

 旅も中盤。フェズを出てイフレンを経てエルフードに向かいます。イフレンは高原リゾート地でモロッコのアルプスと呼ばれる地区。スイスの山小屋風の建物が並んでいました。そしてエルフードへ。かつてフランス軍の駐屯地だった街。今では砂漠ツアーの起点です。