地域貢献活動

市民活動支援金


市民活動支援金

2017年11月7日 2016年度助成団体 中間視察報告「特定非営利活動法人街のひろば」(三芳町)
「特定非営利活動法人街のひろば」は、小学生・中学生への無償の学習教室を行う「子ども学習広場」や、地域の大学と連携しての「スポーツ広場」など、生活困窮家庭やひとり親家庭、外国人家庭などを主な対象とした学習支援活動を行っています。

10月30日に学習教室の見学にうかがいました。当日は、小学校の一斉下校日で、教室は低学年から高学年まで10人ほどが一緒に学習していました。
公民館の12畳ほどの和室には数台の長テーブルが置かれ、児童1~2人にスタッフ1人がつき勉強を教えています。和室のせいか、居間で家族が寄り合うようなほのぼのとした風景でした。

~教室での印象に残った1コマです。~
15時から始まり40分ほど経つと、男の先生と国語のドリルをしていた男の子が飽きてきて、女の先生に甘え始めます。
先生が「九九しようか?」というと、「うん!九九する!」と、途端に男の子の目が落ち着きました。
3の段までクリアすると、先生が高学年の女の子に、4の段を一緒にしてほしいと頼みます。「ゆっくりなら一人で言える!」と男の子。女の子は笑顔で頑張ってのポーズを贈ります。途中たどたどしくなりながらも4の段を頑張ります。男の子の頑張りがみんなに伝わり、教室に静かな期待が広がりました。
男の子は4の段を達成すると満足したのか、男の先生の元に戻り国語のドリルを再開しました。
目標の勉強が終わると、お楽しみの時間です。トランプを持ち出して、男の先生を相手に楽しそうでした。
学習教室のスタッフは、勉強にも楽しみにも差のない付き合いをされています。人を育てる心構えとして、「して見せて、言って聞かせて、させてみる」を、日々実践されており、本当に頭が下がりました。
教室は、子どもたちの自信と生きる力を育てているところでもあり、子どもたちの大切な居場所になっていると感じました。

         

パルシステム埼玉市民活動支援金は、「輝く未来へ!生きる力養成プロジェクト」として、文京学院大学BCCと協働で開催した療育キャンプに活用いただきました。
キャンプは今年の8月に2泊3日で開催され、家庭でできない体験や、規則正しく穏やかな生活の体験によって、子どもたちが精神的に落ち着きを取り戻すことができたとのこと。また開催中はさまざまなイベントを通して、自然な形で子どもたちと対話できる機会にめぐまれたとのことでした。

         
今後もサマーキャンプや季節のイベントは継続していきたいとのこと。支援を継続するためには、ボランティアとさまざまな企画が必要です。
パルシステム埼玉では、夏休みの企画として街のひろばに来ている子ども達向けに、食の大切さを体感してもらう料理教室を行いました。
食育サポーターが講師となり、材料による「出汁」の違いの体感や、実際に出汁を使っての調理をしました。「鰹節の出汁がわかった。」「普段の食事よりおいしい」と参加した子どもたちに笑顔が見られました。
「街のひろば」は、生活困窮家庭や外国籍家庭の子どもたちに、精神的・文化的に向上できるような支援活動を行うことで、将来、健全な地域社会を支える担い手となって活躍する人材を一人でも多く輩出することを目指しています。