地域貢献活動

市民活動支援金

市民活動支援金

2017年9月28日 2016年度助成団体 中間視察報告「特定非営利活動法人たねの会」
 
9月26日(火)、「特定非営利活動法人たねの会」が上木崎大けやき公園で開催したプレーパークを見学しました。
プレーパークは、プレイワーカーや地域のボランティアの方たちのもとで、子どもたちが備えもつ好奇心のままに、自由奔放に遊ぶことができる屋外の遊び場です。公園は公共の場としてリスク回避のため、火器の使用禁止だけではなく、「木に登らない」「池に入らない」等さまざまな規制があるかと思います。
規制はなくても他人の目を気にしてしまい、例えば泥だらけになって遊ばせたり、落ち葉をすくって投げたりなど、子どもの好きなことを自由にさせにくい経験があるのではないでしょうか。中には近隣の住民の声からか、「静かに遊んでください」との看板がある公園もあるそうです。
プレーパークは、こういった規制をなるべく少なくし、例えば焚き火や泥遊び、木登りなどを体験することができます。漫画に出てくるような自由に遊べる空き地もなく、自然も少ない町なかにあっては、特にプレーパークのような遊び場は求められていると感じます。
また、ただ遊び方が決められた遊具や大人のルールで遊ぶのではなく、子ども自身が豊かな想像力でさまざまな遊びを作り出すことができるのが特徴です。このような自由な「遊び」を通して得られるさまざまな体験や交流を通して、子どもたちが自然と自主性や主体性、社会性を育むことができます。
 
今回参加したプレーパークは、平日の午前中ということもあり、未就園児の小さい子ども連れがたくさん参加されていました。「自由に遊ぶ」といっても、そこにはプレイワーカーによる遊びやすい雰囲気づくりや、たくさんの遊びの仕掛けが施されています。
自分の子どもを遊ばせに来たお母さんが、自然と当日の運営を手伝い、他のお母さんとのコミュニケーションがうまれていました。屋外ということもあり、「もし自分に合わなかったら帰ればいい」と気軽に参加できる雰囲気も重要と感じました。

  

      

特定非営利活動法人たねの会は、遊びの大切さの普及、常設型の冒険遊びの場の運営、地域に遊び場づくりを広げる活動、立上げ支援、遊びを通したコミュニティづくり、人材育成など、「遊びのたねまき」をする団体として幅広い活動を行っています。
2016年度の市民活動支援金制度では、「大学との連携による地域の遊び場づくり活性化事業」として、プレイワークに関する座学の開催、また埼玉県内の遊びの場での現場実習の取り組みを支援しました。
この座学と現場実習を全て受講した方には、講座修了証をお渡しするほか、将来的にボランティアや仕事を希望する方には、埼玉県内の遊びの場や施設を紹介していただけます。
講座の参加者の状況をうかがったところ、実際に子どもの支援に携わっている、保育士や児童館、学童の運営スタッフ、また主婦の方など、社会人の参加が多く驚いたそうです。現場での課題を抱えて講座に参加しているためか、みなさんとても熱心に取り組まれているとのことでした。