地域貢献活動

市民活動支援金

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2017年9月27日 2016年度助成団体 中間視察報告「認知症とあゆむ熊谷家族の会」
 
  9月13日(水)、熊谷市の老人福祉センター上之荘で開催された、2016年度パルシステム埼玉市民活動支援金の助成団体『認知症とあゆむ熊谷家族の会』が主催する「つどい」を見学しました。 『認知症とあゆむ熊谷家族の会』は、1996年(H8)に、まだ社会や行政の認知症に対する理解が十分ではない状況の中、認知症の方や家族が悩みを持ち寄り、ともに考え知恵を出し合い、少しでも前向きに生きていくための相互交流の場として、熊谷市・熊谷市社会福祉協議会の支援のもと設立された団体です。  
  

老人福祉センター上之荘
      
  

認知症とあゆむ熊谷家族の会パンフレット
      

 つどいは毎月定期的に開催されており、家族の話し合いのほか、専門家やメーカーを招いての研修や、介護施設の見学、レクリエーション、日帰り旅行などを行なっているそうです。訪問した13日は、前半に王子ネピアのカウンセラーを招き、『紙おむつの上手な選び方・使い方』の講演を開催されました。  
 話し合いでは、「体力があり、自転車で勝手に出かけてしまうので心配」「トイレに異物を入れられてしまうので、水溶性の物だけ置くようにした」など、ご家族が順番に認知症の方を介護している今の悩みや、過去の体験談などをお話ししていました。 認知症の進行状況がそれぞれ異なっており、話し合いが深くなるに連れ、ご家族同士で「うちはこうしてた」と助言がたくさん出ていました。また、薬剤師や地域包括の職員も参加しており、予防策など専門的なアドバイスもいただけます。    
 最後に『認知症とあゆむ熊谷家族の会』の小林代表から、「介護している時間と思うと自分にとって負担の時間になってしまい、イライラした気持ちにつながる。そしてのその気持ちは相手にも伝わってしまう。”共に過ごしている時間”と思うと気持ちが変わってくる。介護している側にとって都合のよいようにではなく、本人にとって心地よい状況をつくることが大切」と、ご自身の経験に基づくお話をいただきました。  
 
 今回初めて参加した方が3家族おられ、そのうちのお1人の方は、たくさん悩みを抱えている様子でしたが、最後に「娘にこのような場があると教えてもらい初めて参加した。話せてすっきりした」と笑顔でお話されていたのが印象的でした。 この会が家族の方にとって重要な場であることはもちろんのこと、85歳以上4人に1人に認知症の症状があると言われている今、このような場があるということ自体が地域の方の心の支えになると感じました。  
 
 2016年度パルシステム埼玉市民活動支援金で、広報パンフレットの作成と、家族の話し合いで使用するスピーカー等機器の購入費に助成しています。  
 
  

支援金で購入されたスピーカー